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Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2024年4月13日から5月12日まで林勇気による個展の「灯をみる」を開催いたします。
ギャラリー・パルクでは7年ぶりとなる林勇気の個展「灯をみる」では、 林の近作・新作のいくつかを展示するとともに、 蝋燭の灯による幻灯機によってイメージを映写する「場と時間」をも作品として提示します。
本展に先立って林は、『あなたにとって「忘れられない一日」の写真をそのエピソードとともに送ってください』と広くに呼びかけ、多くの「写真とそれにまつわるエピソード」を収集しました。林は寄せられた多くの人たちの「忘れられない一日」の写真からガラス製映写用スライドを制作し、蝋燭の灯を光源とするオリジナルの幻灯機によって、会場で映写します。こうして灯が消えるまでの間、暗闇に浮かび上がる「いつかの・誰かの」イメージは、その場にいる鑑賞者に見つめられ、共有されことになります。
他者のプライベートな記憶の断片。記録と呼ぶには不確かな写真。蝋燭によって揺れる灯がつくりだす映像のようなうつろい。蝋燭が燃えつきることで浮かび上がる残像としてのイメージ。この「場と時間」で私たちが見つめ・共有する(した)ものははたして何なのでしょうか?本展では毎時00分ごとに、スタッフによってプロジェクターや照明の電源を切り、 オリジナルの幻灯機に蝋燭に火を灯してスライドの映写をおこないます。
( 各回10分程度 ・ スライドは毎回異なります)
*映写中はその他の展示作品の鑑賞は不可能となる点、あらかじめご了承ください。幻灯機制作協力:山内 鈴花
制作協力:Gallery PARC、八木 慎二郎
出演者・制作参加協力:板金 夏音、植木 明日香、内田 好美、石井 誠、芦谷 由香、大石 英史、大歳 芽里、岡野 菜直、島本 恋奈、畑井 恵、野口 彩陽
翻訳:岡本 佐知子本展はKYOTOGRAPHIE サテライト企画KG+に参加しています。
〓【出展作家】
林勇気
Hayashi Yuki
https://kanyukuyuki.tumblr.com/〓【展覧会名】
灯をみる
we stare at the light〓【会期】
2024年4月13日[土]─ 5月12日[日]
13:00 ─19:00
水・木休廊〓【会 場】
Gallery PARC(グランマーブル ギャラリー・パルク)
〒602-8284 京都府京都市上京区皀莢町287 堀川新文化ビルヂング 2階〓【アクセス】
◯地下鉄烏丸線「丸太町」・「今出川」駅より徒歩約20分
◯地下鉄東西線「二条城前」駅より徒歩約18分
◯京都市バス 9番・50番(JR京都駅から約22分)・12番(阪急烏丸駅から約15分)・67番(阪急大宮駅から約12分)系統「堀川中立売」バス停下車徒歩1分
◯駐輪場・駐車場(2台) 有 ※満車の場合は近隣のコインパーキングをご利用ください〓【入 場】
無 料開催概要
- 会期: 2024年4月13日[土]─5月12日[日]
13:00─19:00 水・木休廊
- 会場: Gallery PARC(グランマーブル ギャラリー・パルク)
- 営業時間: 13:00〜19:00
- お申込み:info@galleryparc.com ギャラリー・パルク
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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- 館内各所
- 開催予定
- 館内各所
- 開催予定
国際写真祭KYOTOGRAPHIE KG plus 2024 Pick up exhibition。
ロンドンといえば、赤い二階建てバス「ダブルデッカー」、どこかレトロなフォルムの黒色のタクシー「ブラックキャブ」、かつての通信手段を象徴し、現代のテクノロジーが普及する中でも、ロンドンの街頭にその姿を残している「赤い電話ボックス」。その中のひとつに昔の電話ボックスが再現された電話帳が設置してあるものを見つけた。電話帳もなかなか見なくなった今、電話ボックスもほとんど使われていなかったが、現在はwifiスポット、お店やワーキングスペースなど新しい活用の場所として未だにロンドンの象徴になっていることを知る。過去と現在、そしてコミュニケーションの変化に焦点を当て、情報を共有や社会的なつながりと技術の進化が都市の生活に与える影響を考察します。(作家ステートメント)鷹巣由佳 Yaka Takasu
グラフィックデザイナー。2021年に創設されたKYOTOGRAPHIE×Ruinart「Ruinart Japan Award」初代受賞。2021年秋フランスに滞在し、ルイナールのアート・レジデンシー・プログラムに参加。2023年 キヤノン GRAPHGATE 佳作 入賞、第55回富士フイルムフォトコンテストフォトブック部門審査員特別賞など受賞。デザイン事務所 211design-meme-主宰。撮ったあとの楽しみかた「写真にまつわるエトセトラ」講師。フィンランド・スウェーデン・デンマーク・エストニア・フランス・オランダ・ドイツ・チェコ・台湾などをまわり、旅と日常の境界線や言葉にできない何かを様々な視点で表現を試み、紙を中心に布やアクリルなど様々な素材を用い、AI等の身近な先端技術と、偶然や確率考現学的観点から「予期せぬ予期」を探る作品制作をしている。 写真集として『kiitos』(2014)、『NEW ANGLE PHOTOGRAPHY』(2015年)『◯(maru/circular)』(2016)『KIASMA』(2017)『Omonpacal』(2018)『mille-pèlerille,YELLOW PAGES、RED PAGES,BLUE PAGES』(2019)『GREEN PAGES』(2020)『WHITE PAGES』(2021)などがあり、世界各国のアートブックフェアで販売・展開している。 I Never Read, Art Book Fair Basel,Printed Matter, NY ART BOOK FAIR,TOKYO ART BOOK FAIR, Taipei Art book fair 草率季,UNLIMITED EDITION– Seoul Art Book Fair,New Japanese Horizon:The WAH Center’s 23rd Anniversary Year[Brooklyn].
http://takasuyuka.211design.com/portfolio/
https://www.instagram.com/takasu.yuka<関連イベント>
①1枚の紙から作る「写真集zine」
日時:4/14(日)10:30-/13:30-/16:30
場所:NEUTRAL
定員:各回8名
参加費:3,300円(税込)
概要:A3の1枚の紙から32Pの「写真集zine」を作ることができます。
・写真集を作ってみたいけど、コストは抑えたい
・自分で好きな紙に印刷した本にしたい
など、初心者の方から印刷にこだわりたい方まで
比較的汎用性のある本作りになります。
※ご自身のデータを使用する場合は、順番を決めた32枚の縦の写真をご持参下さい。
申込:以下のURLよりお申込ください。
https://forms.gle/Cm9RcbhtY8XpCJ5B6②アートブックとしての「写真集」を作る
日時:5/6(月・祝)10:30-18:00
場所:NEUTRAL
定員:各回8名
参加費:8,800円(税込)
概要: 写真の色味やレイアウトなど本としての魅力を考えながら
今後ご自身のポートフォリオとしても使えるような
アートブックとしての「写真集」を制作します。
制作したbookは、今後主催者が参加する
アートブックフェアで販売することも可能です。申込:以下のURLよりお申込ください。
https://forms.gle/F7dPeFXWUVWQnXs79
協力 : キヤノンマーケティングジャパン株式会社
開催概要
- 会期: 2024年4月13日(土) ‐5月12日(日)
会期中無休
- 会場: 堀川新文化ビルヂング 館内各所
- 営業時間: 10:00〜19:00
- お申込み:ホームページのフォームよりお問い合わせください。
- 作家在店予定日: 4/14,5/6
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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- Gallery NEUTRAL
- 開催中
- Gallery NEUTRAL
- 開催中
NEUTRALでは2024年3月16日から3月31日までテキスタイルデザイナー、鈴木マサルによる展覧会 「テキスタイルの表と裏 Looking through the overlays」を開催いたします。
京都市内5つの会場で開催される本展覧会は、メイン会場 NEUTRALでの新作テキスタイルによるインスタレーションを実施するほか、ARIA KYOTO STORE、Kanon interior fabrics、Karimoku Commons Kyoto、むす美 京都店の4つのサテライト会場において、それぞれのテーマで鈴木マサルとコラボレーションした作品や新作アイテムが展示販売されます。メイン会場のインスタレーションで展示する新作テキスタイルは、昨年6月に発表した「裏と表がない」両面シルクスクリーンプリントで表現したテキスタイル作品をベースに、京都らしいデザインソースを鈴木ならではの解釈で取り入れアップデート。リピートが無く(模様の繰り返しがない)、幅150センチ、長さ30メートルを超える一枚絵のようなテキスタイル作品を京都の染工場、浜田染工の協力の元制作されました。
表と裏という概念から解きなはれた、鈴木マサルの色と柄の世界を春の京都でぜひご体感ください。
また、会期中3月27日(水)18時より、京都文化博物館にて、「テキスタイルが出来上がるまで」と題しトークイベントを開催します。「テキスタイルの表と裏」 – Looking through the overlays –
テキスタイルには表と裏があります。もちろん両面使いを意識した織物などもありますが平坦な形状のテキスタイルには必然的に表と裏が存在します。
人と外界との間に常に存在し、私たちに常に触れ、その身近さを感じさせるテキスタイルという素材。そういう人との距離が圧倒的に近い素材には表や裏がない方が良いと思います。服などは表側だけを装飾している事実に気づきますし、空間に設置される時も概ね背中に壁や窓を背負い、場所が限定されます。もしもテキスタイルに裏表の概念がなくなれば使い方もマインドも自由になり、色々なことから開放されるのではないかと思います。
今回の展示では、昨年Karimoku Commons Tokyoにて開催した展覧会で発表した「表と裏がない」両面シルクスクリーンプリントにて表現したテキスタイルをベースにアップデートし、デジタルプリント手法を導入して制作したテキスタイルを発表します。
新たにリピート(模様の繰り返し)が無い30mを超えるデジタルプリントならではの一枚絵のようなテキスタイルを制作し、会場を埋め尽くします。京都初の展覧会ということもあり、京都らしいデザインソースを取り入れたいと考える中で、リピートの無い生地の反物と物語が次々に展開していく絵巻物との相似性に辿り着きました。絵巻物の中でも漫画やアニメーションのルーツとされる「鳥獣人物戯画」に着目し、4巻構成の中でも昔の動物図鑑と例えられている「乙巻」からインスピレーションを得て、伝統と現代が融合したデザインを創り上げました。
制作は京都の染工場「浜田染工」にて実用に向けてテスト中の顔料(ピグメント)インクジェットプリントシステムにて制作していただきました。顔料によるデジタルプリントは水をほぼ使うことなく、排水も最小限に抑えられ、最も環境に配慮したプリント手法として近年注目を集めています。「表と裏をなくす」ことによってテキスタイルの在り方をより自由にするというコンセプトはそのままに、プリントテキスタイルが持つ可能性や領域を拡張したいという想いが詰まった展示となります。
テキスタイルが持つ身体性や空間性を実際に感じるために是非、会場までご来場ください。
2024年2月 鈴木マサル
鈴木 マサル | Masaru Suzuki
テキスタイルデザイナー
2004年からファブリックブランドOTTAIPNUを主催。色鮮やかなプリントテキスタイルを中心に生地本来が持つ魅力にあふれたコレクションを展開しています。自身のブランド以外にも、マリメッコ、ユニクロ、カンペール等、国内外の多くのブランドからテキスタイルプロダクトを発表。また、テキスタイル以外にも様々なプロジェクトに参画し、ファニチャー、プロダクト、アパレル、空間など様々なシーンに向け、パターンデザインや自身のテキスタイルを軸にしたデザインを提供しています。
2014年からスタートした富山の魅力を模様で表現した「富山もよう」が第35回新聞広告賞を受賞。2016年4月にイタリア・ミラノで開催された展覧会「Imagine New Days」(主催アイシン精機株式会社)に参画し、Milano Design Award 2016 “BEST ENGAGEMENT by IED” を受賞。2016年8月に書籍「鈴木マサルのテキスタイル」(誠文堂新光社刊)を上梓。2017 年12月に三菱地所アルティアムにて展覧会「鈴木マサルのテキスタイル 目に見えるものすべて色柄」を開催。現在、東京造形大学教授、有限会社ウンピアット取締役。
http://masarusuzuki.com■展示内容(会場別)
●NEUTRAL(map 01)
新作テキスタイル/ ポップアップストア
新たな試みとして、リピートの無い生地の反物を京都の染工場「浜田染工」の協力の元制作。栂尾山 高山寺に伝わる国宝「鳥獣人物戯画」の乙巻からインスピレーションを受け、伝統と現代が融合したデザインを創り上げました。また、鈴木がデザインするオリジナルブランド「OTTAIPNU」のポップアップストアを開催。傘やファブリックのほか、ブランド設立20周年を記念して制作されたアップサイクル バックが登場します。国宝「鳥獣人物戯画」とは?
甲・乙・丙・丁と呼ばれる全4巻からなる紙本墨画の絵巻物。当時の世相を反映して動物や人物を戯画的に描いたもので、嗚呼絵(おこえ)に始まる戯画の集大成といわれる。今回の作品のインスピレーションとなった乙巻は、馬、牛、鷹、犬、鶏、山羊など日本人にとってなじみのある動物に限らず、豹、虎、象、獅子、麒麟、竜、獏といった海外の動物や架空の動物も含めたさまざまな動物の生態が描かれる動物図鑑としての性質が強い。●Karimoku Commons Kyoto(map 02)
2023年6月にKarimoku Commons Tokyoで発表した作品を京都で初披露。「裏と表が無い」新たな概念のテキスタイル作品と、石巻工房 by Karimokuに鈴木がペイントデザインを施したスツールのほか、Ra bird(鳥のオブジェ)を展示、受注販売します。
https://commons.karimoku.com/location/kyoto/●Kanon interior fabrics(map 03)
鈴木マサルのオリジナルブランドOTTAIPNUの生地を使用したカーテンの受注販売のほか、この展示のために制作されたオリジナルのラグ、マットが登場予定です。
https://www.kanon-interior.com/●ARIA KYOTO STORE(map 04)
新作刺繍テキスタイルによる張り地スツール
本展に合わせ制作した新作の刺繍テキスタイルを秋田木工の名作スツールNo.202に張ったオリジナルスツールを展示販売します。
https://aria-kyoto.jp/●むす美 京都店(map 05)京都市中京区三条通堺町東入桝屋町67
風呂敷専門メーカーである山田繊維株式会社が運営する「むす美」では、鈴木マサルのデザインによる両面にプリントを施した風呂敷「ダブルフェイス」の新作をはじめ、これまで発表したコレクションを一同に展示販売します。鈴木による手描きによるアートパネルも展示します。
https://www.kyoto-musubi.com/shopdata/kyoto.html関連会場
●栂尾山 高山寺(map 06) ※作品展示はありません。
※新作のインスピレーションを受けた絵巻物である国宝「鳥獣人物戯画」が伝わる寺院。明恵上人の住居跡と伝えられる国宝「石水院」や日本最古の茶園などがある。
1994年「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録。 ※拝観時間、拝観料など詳細はHP にてご確認ください。https://kosanji.com/各会場の情報、主催メンバーによる京都のおすすめスポットを下記のgoogle mapにてご覧いただけます。ぜひご活用ください。
https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1GaQG08yijk0IMYKQiZDLAMffqbWFBiY&usp=sharing■トークイベント
「テキスタイルが出来上がるまで」会場:京都文化博物館 別館 (中京区北白川三条高倉)
日時:3月27日(水) 18:00〜19:30
※17:30受付開始
登壇:鈴木マサル
進行:藤本美紗子
参加申し込みは下記URLより(先着順)
https://talkevent240327.peatix.com/
参加無料主催:鈴木マサル展 実行委員会
(inu/UNPIATTO Inc./ARIA/カノン/カリモク家具/むす美)
企画:UNPIATTO Inc/inu
展示コーディネイト:藤本美紗子(inu)
協賛:ARIA/カノン/カリモク家具/むす美/Oui Wine
グラフィックデザイン:玉田真望(inu)
映像:大木大輔
PR:山本真澄
生地制作協力:株式会社浜田染工
協力:NEUTRAL(運営:大垣書店)開催概要
- 会期: 2024.3.16(土)-2024.3.31(日)
- 会場: NEUTRAL 堀川新文化ビルヂング 館内各所
- 営業時間: 10:00〜19:00 ※館内各所の展示は施設の営業時間に準じます。
- お申込み:info@unpiatto.com
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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- Gallery PARC
- 開催中
- Gallery PARC
- 開催中
Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2024年3月8日から3月31日まで小出麻代による個展「とるに足らぬものなど何ひとつない」を開催いたします。
小出麻代(こいで・まよ)は、物や場所、時間や環境、経験が人間の「こころ」にどのように作用し、そこからどのような関係が生じ得るのかに関心を寄せています。
ガラス・鏡・電球・糸・紙・落ち葉・枝・針金・光などの日常の断片とともに、シルクスクリーン、サイアノタイプなどによる写真プリント、シリコンによるオブジェクトなどを多層的に組み合わせたインスタレーションは、鑑賞者の経験や記憶などと関係することで、そこにそれぞれの風景を立ち上げます。また近年では様々な土地と人々に取材しながら収集した場や地域の「歴史や記憶の断片」をも素材のひとつとして、オブジェクトや映像と関係させたインスタレーションを積極的に発表しています。
小出の目によって選ばれ、手によって並べられたオブジェクトや言葉、写真や映像などは、いずれも大きな記憶や歴史の断片であったり、長い時間の中の一瞬でしかありませんが、そうした断片を寄せて、重ねて、関係させることで、「いま」を取り巻く不可視の要素のあり様や関わりに気づきをもたらします。小出は「見えるもの / 見えないもの」を等しく眼差し、拾遺したその断片を時々において組み合わせ、「もの / もの」や「もの / ひと」の関係をつくりだします。そして鑑賞者はそれぞれの関係を追いかけたり、そこに生じる一瞬の光景に出会うため、目の前の作品や空間を「よく見てみる」ことを促されます。本展は、近年に小出が取り組んできた作品制作の過程で用いたものや、一旦は不要として取り置かれてきた様々な要素を見つめ直し、改めて組みあわせることに主眼を置いたものです。こうして小出は自らの記憶をも含めた様々な時間や背景の断片を組み合わせ、その違いを補完し合いながらも新たなあり様を生じさせます。
外を取材し、内に取り込んできたこれまでの作品制作とは異なり、現在までの自身の記憶や経験をも大きな因子として、内と外をいわば入れ子の構造に置くことで、そこに新たな回路を開こうとする本展は、小出らしい取り組みであるとともに、新たな試みであるともいえます。会期中の3月17日[日] には 畑井恵氏(水戸芸術館現代美術センター 学芸員)を迎えてトークイベントを開催します。申込不要、先着順受付となります。是非ご参加ください。
詳細はこちらからご覧ください。
https://galleryparc.com/pages/exhibition/ex_2024/2024_0308_koidemayo.html【作家ステートメント】
展覧会に寄せて
この展覧会は、過去の作品で用いてきたものの残りや、作品から溢れ落ちたものなどで構成されています。
そこに、穴や傷、折れ、曲がりなど、これまで自身の作品から遠ざけてきた要素を受け入れ、技法として加えることで、「呼び継ぎ*」のように、「新しさ」だけでは到底辿りつくことができないような佇まいの何かを生み出したいと思っています。それは、ものだけの話ではありません。かつて、思想史家の藤田省三が「新品文化」と名付けた時代から、さらに加速したこの社会に抗うために 小さな穴をひとつ開けて、空気を、光を、風景を、流れを少しだけ変化させてみます。
いま、その中をわたしは、過去の自分に、時間に、手を振り返しながら歩いています。
*1 破損した陶磁器をパッチワークのように他の破片を使って修復する技術
【出展作家】
小出麻代
Koide Mayo
https://www.mayokoide.net/開催概要
- 会期: 2024年3月8日[金]─31日[日]
13:00─19:00 水・木休廊(20日[水・祝]は開廊)
- 会場: Gallery PARC(グランマーブル ギャラリー・パルク)
- 営業時間: 13:00〜19:00
- お申込み:info@galleryparc.com ギャラリー・パルク
- 作家在店予定日: ※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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- 書店
- 開催中
- 書店
- 開催中
絶賛販売中!
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11月20日に開業を迎えた堀川新文化ビルヂング。
この事業は、約5年前に「堀川アート&クラフトセンター建設プロジェクト」として始まりました。このプロジェクトの担当になった私は、当時どこから手を付ければよいのか大変悩みました。
書店や本の未来との関係は?地域の生活とのかかわりは?アートやクラフトとどうかかわれば?どうにか「これ」というものが欲しく、色々な場所に行き、本を探し、読み漁りました、
そんな中一つのキーワードが生まれました。それが「本が作れる本屋」です。
企画し、作り、販売する。そんな一連の流れが一つの施設でできたら素晴らしいのではないか。
しかも本「づくり」です。アートとクラフトの世界と密接にかかわっていけるのではないか。こうした思いから、堀川新文化ビルヂングという企画が生まれました。
そして、この企画の源こそウィリアム・モリス著『理想の書物』です。
「最も重要な〈芸術〉を問われたなら〈美しい家〉と答えよう、その次に重要なのは〈美しい書物〉と答えようーー。」大量生産かつ粗悪な品物にあふれた生活を良しとせず、生活と芸術を一体と考えたアーツアンドクラフツ運動を主導したウィリアム・モリスのこの言葉に強く惹かれました。
しかし、なんと品切・重版未定となっており手に入らない! しかたないので古書で手に入れました。この本には、「理想の書物」のほかに「ケルムスコット・プレス設立趣意書」という、モリスが自ら美しい本を作ることを目指し設立した私家版印刷所に関する話などもあり、モノとしての本が好きな人には必見の内容です。
また、生活と芸術を一体と考えたモリスの行動や思想は、現代生活における豊かさとは何かを考えるにあたり大いに参考になるものでした。こんな本が品切・重版未定ではとてももったいない。絶対に今こそ皆様にお届けしたい。
そんな思いを胸に、「理想の書物」を堀川新文化ビルヂングと大垣書店オンライン限定で復刊します。発売日は11月20日、開業日と同日です。
店頭販売は先行予約も受け付けておりますので、ぜひお早めにお求めください!どうぞよろしくお願い申し上げます。
開催概要
- 会期: 2021.11.1~
- 会場: 大垣書店堀川新文化ビルヂング店/大垣書店オンライン
- 営業時間: 10:00~22:00
- お申込み:ご予約・お問い合わせはHPのお問い合わせフォームよりお願いします。
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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- Gallery PARC
- 開催予定
- Gallery PARC
- 開催予定
Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2024年4月13日から5月12日まで林勇気による個展の「灯をみる」を開催いたします。
ギャラリー・パルクでは7年ぶりとなる林勇気の個展「灯をみる」では、 林の近作・新作のいくつかを展示するとともに、 蝋燭の灯による幻灯機によってイメージを映写する「場と時間」をも作品として提示します。
本展に先立って林は、『あなたにとって「忘れられない一日」の写真をそのエピソードとともに送ってください』と広くに呼びかけ、多くの「写真とそれにまつわるエピソード」を収集しました。林は寄せられた多くの人たちの「忘れられない一日」の写真からガラス製映写用スライドを制作し、蝋燭の灯を光源とするオリジナルの幻灯機によって、会場で映写します。こうして灯が消えるまでの間、暗闇に浮かび上がる「いつかの・誰かの」イメージは、その場にいる鑑賞者に見つめられ、共有されことになります。
他者のプライベートな記憶の断片。記録と呼ぶには不確かな写真。蝋燭によって揺れる灯がつくりだす映像のようなうつろい。蝋燭が燃えつきることで浮かび上がる残像としてのイメージ。この「場と時間」で私たちが見つめ・共有する(した)ものははたして何なのでしょうか?本展では毎時00分ごとに、スタッフによってプロジェクターや照明の電源を切り、 オリジナルの幻灯機に蝋燭に火を灯してスライドの映写をおこないます。
( 各回10分程度 ・ スライドは毎回異なります)
*映写中はその他の展示作品の鑑賞は不可能となる点、あらかじめご了承ください。幻灯機制作協力:山内 鈴花
制作協力:Gallery PARC、八木 慎二郎
出演者・制作参加協力:板金 夏音、植木 明日香、内田 好美、石井 誠、芦谷 由香、大石 英史、大歳 芽里、岡野 菜直、島本 恋奈、畑井 恵、野口 彩陽
翻訳:岡本 佐知子本展はKYOTOGRAPHIE サテライト企画KG+に参加しています。
〓【出展作家】
林勇気
Hayashi Yuki
https://kanyukuyuki.tumblr.com/〓【展覧会名】
灯をみる
we stare at the light〓【会期】
2024年4月13日[土]─ 5月12日[日]
13:00 ─19:00
水・木休廊〓【会 場】
Gallery PARC(グランマーブル ギャラリー・パルク)
〒602-8284 京都府京都市上京区皀莢町287 堀川新文化ビルヂング 2階〓【アクセス】
◯地下鉄烏丸線「丸太町」・「今出川」駅より徒歩約20分
◯地下鉄東西線「二条城前」駅より徒歩約18分
◯京都市バス 9番・50番(JR京都駅から約22分)・12番(阪急烏丸駅から約15分)・67番(阪急大宮駅から約12分)系統「堀川中立売」バス停下車徒歩1分
◯駐輪場・駐車場(2台) 有 ※満車の場合は近隣のコインパーキングをご利用ください〓【入 場】
無 料開催概要
- 会期: 2024年4月13日[土]─5月12日[日]
13:00─19:00 水・木休廊
- 会場: Gallery PARC(グランマーブル ギャラリー・パルク)
- 営業時間: 13:00〜19:00
- お申込み:info@galleryparc.com ギャラリー・パルク
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
-
- 館内各所
- 開催予定
- 館内各所
- 開催予定
国際写真祭KYOTOGRAPHIE KG plus 2024 Pick up exhibition。
ロンドンといえば、赤い二階建てバス「ダブルデッカー」、どこかレトロなフォルムの黒色のタクシー「ブラックキャブ」、かつての通信手段を象徴し、現代のテクノロジーが普及する中でも、ロンドンの街頭にその姿を残している「赤い電話ボックス」。その中のひとつに昔の電話ボックスが再現された電話帳が設置してあるものを見つけた。電話帳もなかなか見なくなった今、電話ボックスもほとんど使われていなかったが、現在はwifiスポット、お店やワーキングスペースなど新しい活用の場所として未だにロンドンの象徴になっていることを知る。過去と現在、そしてコミュニケーションの変化に焦点を当て、情報を共有や社会的なつながりと技術の進化が都市の生活に与える影響を考察します。(作家ステートメント)鷹巣由佳 Yaka Takasu
グラフィックデザイナー。2021年に創設されたKYOTOGRAPHIE×Ruinart「Ruinart Japan Award」初代受賞。2021年秋フランスに滞在し、ルイナールのアート・レジデンシー・プログラムに参加。2023年 キヤノン GRAPHGATE 佳作 入賞、第55回富士フイルムフォトコンテストフォトブック部門審査員特別賞など受賞。デザイン事務所 211design-meme-主宰。撮ったあとの楽しみかた「写真にまつわるエトセトラ」講師。フィンランド・スウェーデン・デンマーク・エストニア・フランス・オランダ・ドイツ・チェコ・台湾などをまわり、旅と日常の境界線や言葉にできない何かを様々な視点で表現を試み、紙を中心に布やアクリルなど様々な素材を用い、AI等の身近な先端技術と、偶然や確率考現学的観点から「予期せぬ予期」を探る作品制作をしている。 写真集として『kiitos』(2014)、『NEW ANGLE PHOTOGRAPHY』(2015年)『◯(maru/circular)』(2016)『KIASMA』(2017)『Omonpacal』(2018)『mille-pèlerille,YELLOW PAGES、RED PAGES,BLUE PAGES』(2019)『GREEN PAGES』(2020)『WHITE PAGES』(2021)などがあり、世界各国のアートブックフェアで販売・展開している。 I Never Read, Art Book Fair Basel,Printed Matter, NY ART BOOK FAIR,TOKYO ART BOOK FAIR, Taipei Art book fair 草率季,UNLIMITED EDITION– Seoul Art Book Fair,New Japanese Horizon:The WAH Center’s 23rd Anniversary Year[Brooklyn].
http://takasuyuka.211design.com/portfolio/
https://www.instagram.com/takasu.yuka<関連イベント>
①1枚の紙から作る「写真集zine」
日時:4/14(日)10:30-/13:30-/16:30
場所:NEUTRAL
定員:各回8名
参加費:3,300円(税込)
概要:A3の1枚の紙から32Pの「写真集zine」を作ることができます。
・写真集を作ってみたいけど、コストは抑えたい
・自分で好きな紙に印刷した本にしたい
など、初心者の方から印刷にこだわりたい方まで
比較的汎用性のある本作りになります。
※ご自身のデータを使用する場合は、順番を決めた32枚の縦の写真をご持参下さい。
申込:以下のURLよりお申込ください。
https://forms.gle/Cm9RcbhtY8XpCJ5B6②アートブックとしての「写真集」を作る
日時:5/6(月・祝)10:30-18:00
場所:NEUTRAL
定員:各回8名
参加費:8,800円(税込)
概要: 写真の色味やレイアウトなど本としての魅力を考えながら
今後ご自身のポートフォリオとしても使えるような
アートブックとしての「写真集」を制作します。
制作したbookは、今後主催者が参加する
アートブックフェアで販売することも可能です。申込:以下のURLよりお申込ください。
https://forms.gle/F7dPeFXWUVWQnXs79
協力 : キヤノンマーケティングジャパン株式会社
開催概要
- 会期: 2024年4月13日(土) ‐5月12日(日)
会期中無休
- 会場: 堀川新文化ビルヂング 館内各所
- 営業時間: 10:00〜19:00
- お申込み:ホームページのフォームよりお問い合わせください。
- 作家在店予定日: 4/14,5/6
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
-
- Gallery NEUTRAL
- 開催中
- Gallery NEUTRAL
- 開催中
NEUTRALでは2024年3月16日から3月31日までテキスタイルデザイナー、鈴木マサルによる展覧会 「テキスタイルの表と裏 Looking through the overlays」を開催いたします。
京都市内5つの会場で開催される本展覧会は、メイン会場 NEUTRALでの新作テキスタイルによるインスタレーションを実施するほか、ARIA KYOTO STORE、Kanon interior fabrics、Karimoku Commons Kyoto、むす美 京都店の4つのサテライト会場において、それぞれのテーマで鈴木マサルとコラボレーションした作品や新作アイテムが展示販売されます。メイン会場のインスタレーションで展示する新作テキスタイルは、昨年6月に発表した「裏と表がない」両面シルクスクリーンプリントで表現したテキスタイル作品をベースに、京都らしいデザインソースを鈴木ならではの解釈で取り入れアップデート。リピートが無く(模様の繰り返しがない)、幅150センチ、長さ30メートルを超える一枚絵のようなテキスタイル作品を京都の染工場、浜田染工の協力の元制作されました。
表と裏という概念から解きなはれた、鈴木マサルの色と柄の世界を春の京都でぜひご体感ください。
また、会期中3月27日(水)18時より、京都文化博物館にて、「テキスタイルが出来上がるまで」と題しトークイベントを開催します。「テキスタイルの表と裏」 – Looking through the overlays –
テキスタイルには表と裏があります。もちろん両面使いを意識した織物などもありますが平坦な形状のテキスタイルには必然的に表と裏が存在します。
人と外界との間に常に存在し、私たちに常に触れ、その身近さを感じさせるテキスタイルという素材。そういう人との距離が圧倒的に近い素材には表や裏がない方が良いと思います。服などは表側だけを装飾している事実に気づきますし、空間に設置される時も概ね背中に壁や窓を背負い、場所が限定されます。もしもテキスタイルに裏表の概念がなくなれば使い方もマインドも自由になり、色々なことから開放されるのではないかと思います。
今回の展示では、昨年Karimoku Commons Tokyoにて開催した展覧会で発表した「表と裏がない」両面シルクスクリーンプリントにて表現したテキスタイルをベースにアップデートし、デジタルプリント手法を導入して制作したテキスタイルを発表します。
新たにリピート(模様の繰り返し)が無い30mを超えるデジタルプリントならではの一枚絵のようなテキスタイルを制作し、会場を埋め尽くします。京都初の展覧会ということもあり、京都らしいデザインソースを取り入れたいと考える中で、リピートの無い生地の反物と物語が次々に展開していく絵巻物との相似性に辿り着きました。絵巻物の中でも漫画やアニメーションのルーツとされる「鳥獣人物戯画」に着目し、4巻構成の中でも昔の動物図鑑と例えられている「乙巻」からインスピレーションを得て、伝統と現代が融合したデザインを創り上げました。
制作は京都の染工場「浜田染工」にて実用に向けてテスト中の顔料(ピグメント)インクジェットプリントシステムにて制作していただきました。顔料によるデジタルプリントは水をほぼ使うことなく、排水も最小限に抑えられ、最も環境に配慮したプリント手法として近年注目を集めています。「表と裏をなくす」ことによってテキスタイルの在り方をより自由にするというコンセプトはそのままに、プリントテキスタイルが持つ可能性や領域を拡張したいという想いが詰まった展示となります。
テキスタイルが持つ身体性や空間性を実際に感じるために是非、会場までご来場ください。
2024年2月 鈴木マサル
鈴木 マサル | Masaru Suzuki
テキスタイルデザイナー
2004年からファブリックブランドOTTAIPNUを主催。色鮮やかなプリントテキスタイルを中心に生地本来が持つ魅力にあふれたコレクションを展開しています。自身のブランド以外にも、マリメッコ、ユニクロ、カンペール等、国内外の多くのブランドからテキスタイルプロダクトを発表。また、テキスタイル以外にも様々なプロジェクトに参画し、ファニチャー、プロダクト、アパレル、空間など様々なシーンに向け、パターンデザインや自身のテキスタイルを軸にしたデザインを提供しています。
2014年からスタートした富山の魅力を模様で表現した「富山もよう」が第35回新聞広告賞を受賞。2016年4月にイタリア・ミラノで開催された展覧会「Imagine New Days」(主催アイシン精機株式会社)に参画し、Milano Design Award 2016 “BEST ENGAGEMENT by IED” を受賞。2016年8月に書籍「鈴木マサルのテキスタイル」(誠文堂新光社刊)を上梓。2017 年12月に三菱地所アルティアムにて展覧会「鈴木マサルのテキスタイル 目に見えるものすべて色柄」を開催。現在、東京造形大学教授、有限会社ウンピアット取締役。
http://masarusuzuki.com■展示内容(会場別)
●NEUTRAL(map 01)
新作テキスタイル/ ポップアップストア
新たな試みとして、リピートの無い生地の反物を京都の染工場「浜田染工」の協力の元制作。栂尾山 高山寺に伝わる国宝「鳥獣人物戯画」の乙巻からインスピレーションを受け、伝統と現代が融合したデザインを創り上げました。また、鈴木がデザインするオリジナルブランド「OTTAIPNU」のポップアップストアを開催。傘やファブリックのほか、ブランド設立20周年を記念して制作されたアップサイクル バックが登場します。国宝「鳥獣人物戯画」とは?
甲・乙・丙・丁と呼ばれる全4巻からなる紙本墨画の絵巻物。当時の世相を反映して動物や人物を戯画的に描いたもので、嗚呼絵(おこえ)に始まる戯画の集大成といわれる。今回の作品のインスピレーションとなった乙巻は、馬、牛、鷹、犬、鶏、山羊など日本人にとってなじみのある動物に限らず、豹、虎、象、獅子、麒麟、竜、獏といった海外の動物や架空の動物も含めたさまざまな動物の生態が描かれる動物図鑑としての性質が強い。●Karimoku Commons Kyoto(map 02)
2023年6月にKarimoku Commons Tokyoで発表した作品を京都で初披露。「裏と表が無い」新たな概念のテキスタイル作品と、石巻工房 by Karimokuに鈴木がペイントデザインを施したスツールのほか、Ra bird(鳥のオブジェ)を展示、受注販売します。
https://commons.karimoku.com/location/kyoto/●Kanon interior fabrics(map 03)
鈴木マサルのオリジナルブランドOTTAIPNUの生地を使用したカーテンの受注販売のほか、この展示のために制作されたオリジナルのラグ、マットが登場予定です。
https://www.kanon-interior.com/●ARIA KYOTO STORE(map 04)
新作刺繍テキスタイルによる張り地スツール
本展に合わせ制作した新作の刺繍テキスタイルを秋田木工の名作スツールNo.202に張ったオリジナルスツールを展示販売します。
https://aria-kyoto.jp/●むす美 京都店(map 05)京都市中京区三条通堺町東入桝屋町67
風呂敷専門メーカーである山田繊維株式会社が運営する「むす美」では、鈴木マサルのデザインによる両面にプリントを施した風呂敷「ダブルフェイス」の新作をはじめ、これまで発表したコレクションを一同に展示販売します。鈴木による手描きによるアートパネルも展示します。
https://www.kyoto-musubi.com/shopdata/kyoto.html関連会場
●栂尾山 高山寺(map 06) ※作品展示はありません。
※新作のインスピレーションを受けた絵巻物である国宝「鳥獣人物戯画」が伝わる寺院。明恵上人の住居跡と伝えられる国宝「石水院」や日本最古の茶園などがある。
1994年「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録。 ※拝観時間、拝観料など詳細はHP にてご確認ください。https://kosanji.com/各会場の情報、主催メンバーによる京都のおすすめスポットを下記のgoogle mapにてご覧いただけます。ぜひご活用ください。
https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1GaQG08yijk0IMYKQiZDLAMffqbWFBiY&usp=sharing■トークイベント
「テキスタイルが出来上がるまで」会場:京都文化博物館 別館 (中京区北白川三条高倉)
日時:3月27日(水) 18:00〜19:30
※17:30受付開始
登壇:鈴木マサル
進行:藤本美紗子
参加申し込みは下記URLより(先着順)
https://talkevent240327.peatix.com/
参加無料主催:鈴木マサル展 実行委員会
(inu/UNPIATTO Inc./ARIA/カノン/カリモク家具/むす美)
企画:UNPIATTO Inc/inu
展示コーディネイト:藤本美紗子(inu)
協賛:ARIA/カノン/カリモク家具/むす美/Oui Wine
グラフィックデザイン:玉田真望(inu)
映像:大木大輔
PR:山本真澄
生地制作協力:株式会社浜田染工
協力:NEUTRAL(運営:大垣書店)開催概要
- 会期: 2024.3.16(土)-2024.3.31(日)
- 会場: NEUTRAL 堀川新文化ビルヂング 館内各所
- 営業時間: 10:00〜19:00 ※館内各所の展示は施設の営業時間に準じます。
- お申込み:info@unpiatto.com
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
-
- Gallery PARC
- 開催中
- Gallery PARC
- 開催中
Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2024年3月8日から3月31日まで小出麻代による個展「とるに足らぬものなど何ひとつない」を開催いたします。
小出麻代(こいで・まよ)は、物や場所、時間や環境、経験が人間の「こころ」にどのように作用し、そこからどのような関係が生じ得るのかに関心を寄せています。
ガラス・鏡・電球・糸・紙・落ち葉・枝・針金・光などの日常の断片とともに、シルクスクリーン、サイアノタイプなどによる写真プリント、シリコンによるオブジェクトなどを多層的に組み合わせたインスタレーションは、鑑賞者の経験や記憶などと関係することで、そこにそれぞれの風景を立ち上げます。また近年では様々な土地と人々に取材しながら収集した場や地域の「歴史や記憶の断片」をも素材のひとつとして、オブジェクトや映像と関係させたインスタレーションを積極的に発表しています。
小出の目によって選ばれ、手によって並べられたオブジェクトや言葉、写真や映像などは、いずれも大きな記憶や歴史の断片であったり、長い時間の中の一瞬でしかありませんが、そうした断片を寄せて、重ねて、関係させることで、「いま」を取り巻く不可視の要素のあり様や関わりに気づきをもたらします。小出は「見えるもの / 見えないもの」を等しく眼差し、拾遺したその断片を時々において組み合わせ、「もの / もの」や「もの / ひと」の関係をつくりだします。そして鑑賞者はそれぞれの関係を追いかけたり、そこに生じる一瞬の光景に出会うため、目の前の作品や空間を「よく見てみる」ことを促されます。本展は、近年に小出が取り組んできた作品制作の過程で用いたものや、一旦は不要として取り置かれてきた様々な要素を見つめ直し、改めて組みあわせることに主眼を置いたものです。こうして小出は自らの記憶をも含めた様々な時間や背景の断片を組み合わせ、その違いを補完し合いながらも新たなあり様を生じさせます。
外を取材し、内に取り込んできたこれまでの作品制作とは異なり、現在までの自身の記憶や経験をも大きな因子として、内と外をいわば入れ子の構造に置くことで、そこに新たな回路を開こうとする本展は、小出らしい取り組みであるとともに、新たな試みであるともいえます。会期中の3月17日[日] には 畑井恵氏(水戸芸術館現代美術センター 学芸員)を迎えてトークイベントを開催します。申込不要、先着順受付となります。是非ご参加ください。
詳細はこちらからご覧ください。
https://galleryparc.com/pages/exhibition/ex_2024/2024_0308_koidemayo.html【作家ステートメント】
展覧会に寄せて
この展覧会は、過去の作品で用いてきたものの残りや、作品から溢れ落ちたものなどで構成されています。
そこに、穴や傷、折れ、曲がりなど、これまで自身の作品から遠ざけてきた要素を受け入れ、技法として加えることで、「呼び継ぎ*」のように、「新しさ」だけでは到底辿りつくことができないような佇まいの何かを生み出したいと思っています。それは、ものだけの話ではありません。かつて、思想史家の藤田省三が「新品文化」と名付けた時代から、さらに加速したこの社会に抗うために 小さな穴をひとつ開けて、空気を、光を、風景を、流れを少しだけ変化させてみます。
いま、その中をわたしは、過去の自分に、時間に、手を振り返しながら歩いています。
*1 破損した陶磁器をパッチワークのように他の破片を使って修復する技術
【出展作家】
小出麻代
Koide Mayo
https://www.mayokoide.net/開催概要
- 会期: 2024年3月8日[金]─31日[日]
13:00─19:00 水・木休廊(20日[水・祝]は開廊)
- 会場: Gallery PARC(グランマーブル ギャラリー・パルク)
- 営業時間: 13:00〜19:00
- お申込み:info@galleryparc.com ギャラリー・パルク
- 作家在店予定日: ※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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- Gallery NEUTRAL
- 開催中
- Gallery NEUTRAL
- 開催中
NEUTRALでは2024年3月16日から3月31日までテキスタイルデザイナー、鈴木マサルによる展覧会 「テキスタイルの表と裏 Looking through the overlays」を開催いたします。
京都市内5つの会場で開催される本展覧会は、メイン会場 NEUTRALでの新作テキスタイルによるインスタレーションを実施するほか、ARIA KYOTO STORE、Kanon interior fabrics、Karimoku Commons Kyoto、むす美 京都店の4つのサテライト会場において、それぞれのテーマで鈴木マサルとコラボレーションした作品や新作アイテムが展示販売されます。メイン会場のインスタレーションで展示する新作テキスタイルは、昨年6月に発表した「裏と表がない」両面シルクスクリーンプリントで表現したテキスタイル作品をベースに、京都らしいデザインソースを鈴木ならではの解釈で取り入れアップデート。リピートが無く(模様の繰り返しがない)、幅150センチ、長さ30メートルを超える一枚絵のようなテキスタイル作品を京都の染工場、浜田染工の協力の元制作されました。
表と裏という概念から解きなはれた、鈴木マサルの色と柄の世界を春の京都でぜひご体感ください。
また、会期中3月27日(水)18時より、京都文化博物館にて、「テキスタイルが出来上がるまで」と題しトークイベントを開催します。「テキスタイルの表と裏」 – Looking through the overlays –
テキスタイルには表と裏があります。もちろん両面使いを意識した織物などもありますが平坦な形状のテキスタイルには必然的に表と裏が存在します。
人と外界との間に常に存在し、私たちに常に触れ、その身近さを感じさせるテキスタイルという素材。そういう人との距離が圧倒的に近い素材には表や裏がない方が良いと思います。服などは表側だけを装飾している事実に気づきますし、空間に設置される時も概ね背中に壁や窓を背負い、場所が限定されます。もしもテキスタイルに裏表の概念がなくなれば使い方もマインドも自由になり、色々なことから開放されるのではないかと思います。
今回の展示では、昨年Karimoku Commons Tokyoにて開催した展覧会で発表した「表と裏がない」両面シルクスクリーンプリントにて表現したテキスタイルをベースにアップデートし、デジタルプリント手法を導入して制作したテキスタイルを発表します。
新たにリピート(模様の繰り返し)が無い30mを超えるデジタルプリントならではの一枚絵のようなテキスタイルを制作し、会場を埋め尽くします。京都初の展覧会ということもあり、京都らしいデザインソースを取り入れたいと考える中で、リピートの無い生地の反物と物語が次々に展開していく絵巻物との相似性に辿り着きました。絵巻物の中でも漫画やアニメーションのルーツとされる「鳥獣人物戯画」に着目し、4巻構成の中でも昔の動物図鑑と例えられている「乙巻」からインスピレーションを得て、伝統と現代が融合したデザインを創り上げました。
制作は京都の染工場「浜田染工」にて実用に向けてテスト中の顔料(ピグメント)インクジェットプリントシステムにて制作していただきました。顔料によるデジタルプリントは水をほぼ使うことなく、排水も最小限に抑えられ、最も環境に配慮したプリント手法として近年注目を集めています。「表と裏をなくす」ことによってテキスタイルの在り方をより自由にするというコンセプトはそのままに、プリントテキスタイルが持つ可能性や領域を拡張したいという想いが詰まった展示となります。
テキスタイルが持つ身体性や空間性を実際に感じるために是非、会場までご来場ください。
2024年2月 鈴木マサル
鈴木 マサル | Masaru Suzuki
テキスタイルデザイナー
2004年からファブリックブランドOTTAIPNUを主催。色鮮やかなプリントテキスタイルを中心に生地本来が持つ魅力にあふれたコレクションを展開しています。自身のブランド以外にも、マリメッコ、ユニクロ、カンペール等、国内外の多くのブランドからテキスタイルプロダクトを発表。また、テキスタイル以外にも様々なプロジェクトに参画し、ファニチャー、プロダクト、アパレル、空間など様々なシーンに向け、パターンデザインや自身のテキスタイルを軸にしたデザインを提供しています。
2014年からスタートした富山の魅力を模様で表現した「富山もよう」が第35回新聞広告賞を受賞。2016年4月にイタリア・ミラノで開催された展覧会「Imagine New Days」(主催アイシン精機株式会社)に参画し、Milano Design Award 2016 “BEST ENGAGEMENT by IED” を受賞。2016年8月に書籍「鈴木マサルのテキスタイル」(誠文堂新光社刊)を上梓。2017 年12月に三菱地所アルティアムにて展覧会「鈴木マサルのテキスタイル 目に見えるものすべて色柄」を開催。現在、東京造形大学教授、有限会社ウンピアット取締役。
http://masarusuzuki.com■展示内容(会場別)
●NEUTRAL(map 01)
新作テキスタイル/ ポップアップストア
新たな試みとして、リピートの無い生地の反物を京都の染工場「浜田染工」の協力の元制作。栂尾山 高山寺に伝わる国宝「鳥獣人物戯画」の乙巻からインスピレーションを受け、伝統と現代が融合したデザインを創り上げました。また、鈴木がデザインするオリジナルブランド「OTTAIPNU」のポップアップストアを開催。傘やファブリックのほか、ブランド設立20周年を記念して制作されたアップサイクル バックが登場します。国宝「鳥獣人物戯画」とは?
甲・乙・丙・丁と呼ばれる全4巻からなる紙本墨画の絵巻物。当時の世相を反映して動物や人物を戯画的に描いたもので、嗚呼絵(おこえ)に始まる戯画の集大成といわれる。今回の作品のインスピレーションとなった乙巻は、馬、牛、鷹、犬、鶏、山羊など日本人にとってなじみのある動物に限らず、豹、虎、象、獅子、麒麟、竜、獏といった海外の動物や架空の動物も含めたさまざまな動物の生態が描かれる動物図鑑としての性質が強い。●Karimoku Commons Kyoto(map 02)
2023年6月にKarimoku Commons Tokyoで発表した作品を京都で初披露。「裏と表が無い」新たな概念のテキスタイル作品と、石巻工房 by Karimokuに鈴木がペイントデザインを施したスツールのほか、Ra bird(鳥のオブジェ)を展示、受注販売します。
https://commons.karimoku.com/location/kyoto/●Kanon interior fabrics(map 03)
鈴木マサルのオリジナルブランドOTTAIPNUの生地を使用したカーテンの受注販売のほか、この展示のために制作されたオリジナルのラグ、マットが登場予定です。
https://www.kanon-interior.com/●ARIA KYOTO STORE(map 04)
新作刺繍テキスタイルによる張り地スツール
本展に合わせ制作した新作の刺繍テキスタイルを秋田木工の名作スツールNo.202に張ったオリジナルスツールを展示販売します。
https://aria-kyoto.jp/●むす美 京都店(map 05)京都市中京区三条通堺町東入桝屋町67
風呂敷専門メーカーである山田繊維株式会社が運営する「むす美」では、鈴木マサルのデザインによる両面にプリントを施した風呂敷「ダブルフェイス」の新作をはじめ、これまで発表したコレクションを一同に展示販売します。鈴木による手描きによるアートパネルも展示します。
https://www.kyoto-musubi.com/shopdata/kyoto.html関連会場
●栂尾山 高山寺(map 06) ※作品展示はありません。
※新作のインスピレーションを受けた絵巻物である国宝「鳥獣人物戯画」が伝わる寺院。明恵上人の住居跡と伝えられる国宝「石水院」や日本最古の茶園などがある。
1994年「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録。 ※拝観時間、拝観料など詳細はHP にてご確認ください。https://kosanji.com/各会場の情報、主催メンバーによる京都のおすすめスポットを下記のgoogle mapにてご覧いただけます。ぜひご活用ください。
https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1GaQG08yijk0IMYKQiZDLAMffqbWFBiY&usp=sharing■トークイベント
「テキスタイルが出来上がるまで」会場:京都文化博物館 別館 (中京区北白川三条高倉)
日時:3月27日(水) 18:00〜19:30
※17:30受付開始
登壇:鈴木マサル
進行:藤本美紗子
参加申し込みは下記URLより(先着順)
https://talkevent240327.peatix.com/
参加無料主催:鈴木マサル展 実行委員会
(inu/UNPIATTO Inc./ARIA/カノン/カリモク家具/むす美)
企画:UNPIATTO Inc/inu
展示コーディネイト:藤本美紗子(inu)
協賛:ARIA/カノン/カリモク家具/むす美/Oui Wine
グラフィックデザイン:玉田真望(inu)
映像:大木大輔
PR:山本真澄
生地制作協力:株式会社浜田染工
協力:NEUTRAL(運営:大垣書店)開催概要
- 会期: 2024.3.16(土)-2024.3.31(日)
- 会場: NEUTRAL 堀川新文化ビルヂング 館内各所
- 営業時間: 10:00〜19:00 ※館内各所の展示は施設の営業時間に準じます。
- お申込み:info@unpiatto.com
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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- 館内各所
- 開催予定
- 館内各所
- 開催予定
国際写真祭KYOTOGRAPHIE KG plus 2024 Pick up exhibition。
ロンドンといえば、赤い二階建てバス「ダブルデッカー」、どこかレトロなフォルムの黒色のタクシー「ブラックキャブ」、かつての通信手段を象徴し、現代のテクノロジーが普及する中でも、ロンドンの街頭にその姿を残している「赤い電話ボックス」。その中のひとつに昔の電話ボックスが再現された電話帳が設置してあるものを見つけた。電話帳もなかなか見なくなった今、電話ボックスもほとんど使われていなかったが、現在はwifiスポット、お店やワーキングスペースなど新しい活用の場所として未だにロンドンの象徴になっていることを知る。過去と現在、そしてコミュニケーションの変化に焦点を当て、情報を共有や社会的なつながりと技術の進化が都市の生活に与える影響を考察します。(作家ステートメント)鷹巣由佳 Yaka Takasu
グラフィックデザイナー。2021年に創設されたKYOTOGRAPHIE×Ruinart「Ruinart Japan Award」初代受賞。2021年秋フランスに滞在し、ルイナールのアート・レジデンシー・プログラムに参加。2023年 キヤノン GRAPHGATE 佳作 入賞、第55回富士フイルムフォトコンテストフォトブック部門審査員特別賞など受賞。デザイン事務所 211design-meme-主宰。撮ったあとの楽しみかた「写真にまつわるエトセトラ」講師。フィンランド・スウェーデン・デンマーク・エストニア・フランス・オランダ・ドイツ・チェコ・台湾などをまわり、旅と日常の境界線や言葉にできない何かを様々な視点で表現を試み、紙を中心に布やアクリルなど様々な素材を用い、AI等の身近な先端技術と、偶然や確率考現学的観点から「予期せぬ予期」を探る作品制作をしている。 写真集として『kiitos』(2014)、『NEW ANGLE PHOTOGRAPHY』(2015年)『◯(maru/circular)』(2016)『KIASMA』(2017)『Omonpacal』(2018)『mille-pèlerille,YELLOW PAGES、RED PAGES,BLUE PAGES』(2019)『GREEN PAGES』(2020)『WHITE PAGES』(2021)などがあり、世界各国のアートブックフェアで販売・展開している。 I Never Read, Art Book Fair Basel,Printed Matter, NY ART BOOK FAIR,TOKYO ART BOOK FAIR, Taipei Art book fair 草率季,UNLIMITED EDITION– Seoul Art Book Fair,New Japanese Horizon:The WAH Center’s 23rd Anniversary Year[Brooklyn].
http://takasuyuka.211design.com/portfolio/
https://www.instagram.com/takasu.yuka<関連イベント>
①1枚の紙から作る「写真集zine」
日時:4/14(日)10:30-/13:30-/16:30
場所:NEUTRAL
定員:各回8名
参加費:3,300円(税込)
概要:A3の1枚の紙から32Pの「写真集zine」を作ることができます。
・写真集を作ってみたいけど、コストは抑えたい
・自分で好きな紙に印刷した本にしたい
など、初心者の方から印刷にこだわりたい方まで
比較的汎用性のある本作りになります。
※ご自身のデータを使用する場合は、順番を決めた32枚の縦の写真をご持参下さい。
申込:以下のURLよりお申込ください。
https://forms.gle/Cm9RcbhtY8XpCJ5B6②アートブックとしての「写真集」を作る
日時:5/6(月・祝)10:30-18:00
場所:NEUTRAL
定員:各回8名
参加費:8,800円(税込)
概要: 写真の色味やレイアウトなど本としての魅力を考えながら
今後ご自身のポートフォリオとしても使えるような
アートブックとしての「写真集」を制作します。
制作したbookは、今後主催者が参加する
アートブックフェアで販売することも可能です。申込:以下のURLよりお申込ください。
https://forms.gle/F7dPeFXWUVWQnXs79
協力 : キヤノンマーケティングジャパン株式会社
開催概要
- 会期: 2024年4月13日(土) ‐5月12日(日)
会期中無休
- 会場: 堀川新文化ビルヂング 館内各所
- 営業時間: 10:00〜19:00
- お申込み:ホームページのフォームよりお問い合わせください。
- 作家在店予定日: 4/14,5/6
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
-
- Gallery NEUTRAL
- 開催中
- Gallery NEUTRAL
- 開催中
NEUTRALでは2024年3月16日から3月31日までテキスタイルデザイナー、鈴木マサルによる展覧会 「テキスタイルの表と裏 Looking through the overlays」を開催いたします。
京都市内5つの会場で開催される本展覧会は、メイン会場 NEUTRALでの新作テキスタイルによるインスタレーションを実施するほか、ARIA KYOTO STORE、Kanon interior fabrics、Karimoku Commons Kyoto、むす美 京都店の4つのサテライト会場において、それぞれのテーマで鈴木マサルとコラボレーションした作品や新作アイテムが展示販売されます。メイン会場のインスタレーションで展示する新作テキスタイルは、昨年6月に発表した「裏と表がない」両面シルクスクリーンプリントで表現したテキスタイル作品をベースに、京都らしいデザインソースを鈴木ならではの解釈で取り入れアップデート。リピートが無く(模様の繰り返しがない)、幅150センチ、長さ30メートルを超える一枚絵のようなテキスタイル作品を京都の染工場、浜田染工の協力の元制作されました。
表と裏という概念から解きなはれた、鈴木マサルの色と柄の世界を春の京都でぜひご体感ください。
また、会期中3月27日(水)18時より、京都文化博物館にて、「テキスタイルが出来上がるまで」と題しトークイベントを開催します。「テキスタイルの表と裏」 – Looking through the overlays –
テキスタイルには表と裏があります。もちろん両面使いを意識した織物などもありますが平坦な形状のテキスタイルには必然的に表と裏が存在します。
人と外界との間に常に存在し、私たちに常に触れ、その身近さを感じさせるテキスタイルという素材。そういう人との距離が圧倒的に近い素材には表や裏がない方が良いと思います。服などは表側だけを装飾している事実に気づきますし、空間に設置される時も概ね背中に壁や窓を背負い、場所が限定されます。もしもテキスタイルに裏表の概念がなくなれば使い方もマインドも自由になり、色々なことから開放されるのではないかと思います。
今回の展示では、昨年Karimoku Commons Tokyoにて開催した展覧会で発表した「表と裏がない」両面シルクスクリーンプリントにて表現したテキスタイルをベースにアップデートし、デジタルプリント手法を導入して制作したテキスタイルを発表します。
新たにリピート(模様の繰り返し)が無い30mを超えるデジタルプリントならではの一枚絵のようなテキスタイルを制作し、会場を埋め尽くします。京都初の展覧会ということもあり、京都らしいデザインソースを取り入れたいと考える中で、リピートの無い生地の反物と物語が次々に展開していく絵巻物との相似性に辿り着きました。絵巻物の中でも漫画やアニメーションのルーツとされる「鳥獣人物戯画」に着目し、4巻構成の中でも昔の動物図鑑と例えられている「乙巻」からインスピレーションを得て、伝統と現代が融合したデザインを創り上げました。
制作は京都の染工場「浜田染工」にて実用に向けてテスト中の顔料(ピグメント)インクジェットプリントシステムにて制作していただきました。顔料によるデジタルプリントは水をほぼ使うことなく、排水も最小限に抑えられ、最も環境に配慮したプリント手法として近年注目を集めています。「表と裏をなくす」ことによってテキスタイルの在り方をより自由にするというコンセプトはそのままに、プリントテキスタイルが持つ可能性や領域を拡張したいという想いが詰まった展示となります。
テキスタイルが持つ身体性や空間性を実際に感じるために是非、会場までご来場ください。
2024年2月 鈴木マサル
鈴木 マサル | Masaru Suzuki
テキスタイルデザイナー
2004年からファブリックブランドOTTAIPNUを主催。色鮮やかなプリントテキスタイルを中心に生地本来が持つ魅力にあふれたコレクションを展開しています。自身のブランド以外にも、マリメッコ、ユニクロ、カンペール等、国内外の多くのブランドからテキスタイルプロダクトを発表。また、テキスタイル以外にも様々なプロジェクトに参画し、ファニチャー、プロダクト、アパレル、空間など様々なシーンに向け、パターンデザインや自身のテキスタイルを軸にしたデザインを提供しています。
2014年からスタートした富山の魅力を模様で表現した「富山もよう」が第35回新聞広告賞を受賞。2016年4月にイタリア・ミラノで開催された展覧会「Imagine New Days」(主催アイシン精機株式会社)に参画し、Milano Design Award 2016 “BEST ENGAGEMENT by IED” を受賞。2016年8月に書籍「鈴木マサルのテキスタイル」(誠文堂新光社刊)を上梓。2017 年12月に三菱地所アルティアムにて展覧会「鈴木マサルのテキスタイル 目に見えるものすべて色柄」を開催。現在、東京造形大学教授、有限会社ウンピアット取締役。
http://masarusuzuki.com■展示内容(会場別)
●NEUTRAL(map 01)
新作テキスタイル/ ポップアップストア
新たな試みとして、リピートの無い生地の反物を京都の染工場「浜田染工」の協力の元制作。栂尾山 高山寺に伝わる国宝「鳥獣人物戯画」の乙巻からインスピレーションを受け、伝統と現代が融合したデザインを創り上げました。また、鈴木がデザインするオリジナルブランド「OTTAIPNU」のポップアップストアを開催。傘やファブリックのほか、ブランド設立20周年を記念して制作されたアップサイクル バックが登場します。国宝「鳥獣人物戯画」とは?
甲・乙・丙・丁と呼ばれる全4巻からなる紙本墨画の絵巻物。当時の世相を反映して動物や人物を戯画的に描いたもので、嗚呼絵(おこえ)に始まる戯画の集大成といわれる。今回の作品のインスピレーションとなった乙巻は、馬、牛、鷹、犬、鶏、山羊など日本人にとってなじみのある動物に限らず、豹、虎、象、獅子、麒麟、竜、獏といった海外の動物や架空の動物も含めたさまざまな動物の生態が描かれる動物図鑑としての性質が強い。●Karimoku Commons Kyoto(map 02)
2023年6月にKarimoku Commons Tokyoで発表した作品を京都で初披露。「裏と表が無い」新たな概念のテキスタイル作品と、石巻工房 by Karimokuに鈴木がペイントデザインを施したスツールのほか、Ra bird(鳥のオブジェ)を展示、受注販売します。
https://commons.karimoku.com/location/kyoto/●Kanon interior fabrics(map 03)
鈴木マサルのオリジナルブランドOTTAIPNUの生地を使用したカーテンの受注販売のほか、この展示のために制作されたオリジナルのラグ、マットが登場予定です。
https://www.kanon-interior.com/●ARIA KYOTO STORE(map 04)
新作刺繍テキスタイルによる張り地スツール
本展に合わせ制作した新作の刺繍テキスタイルを秋田木工の名作スツールNo.202に張ったオリジナルスツールを展示販売します。
https://aria-kyoto.jp/●むす美 京都店(map 05)京都市中京区三条通堺町東入桝屋町67
風呂敷専門メーカーである山田繊維株式会社が運営する「むす美」では、鈴木マサルのデザインによる両面にプリントを施した風呂敷「ダブルフェイス」の新作をはじめ、これまで発表したコレクションを一同に展示販売します。鈴木による手描きによるアートパネルも展示します。
https://www.kyoto-musubi.com/shopdata/kyoto.html関連会場
●栂尾山 高山寺(map 06) ※作品展示はありません。
※新作のインスピレーションを受けた絵巻物である国宝「鳥獣人物戯画」が伝わる寺院。明恵上人の住居跡と伝えられる国宝「石水院」や日本最古の茶園などがある。
1994年「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録。 ※拝観時間、拝観料など詳細はHP にてご確認ください。https://kosanji.com/各会場の情報、主催メンバーによる京都のおすすめスポットを下記のgoogle mapにてご覧いただけます。ぜひご活用ください。
https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1GaQG08yijk0IMYKQiZDLAMffqbWFBiY&usp=sharing■トークイベント
「テキスタイルが出来上がるまで」会場:京都文化博物館 別館 (中京区北白川三条高倉)
日時:3月27日(水) 18:00〜19:30
※17:30受付開始
登壇:鈴木マサル
進行:藤本美紗子
参加申し込みは下記URLより(先着順)
https://talkevent240327.peatix.com/
参加無料主催:鈴木マサル展 実行委員会
(inu/UNPIATTO Inc./ARIA/カノン/カリモク家具/むす美)
企画:UNPIATTO Inc/inu
展示コーディネイト:藤本美紗子(inu)
協賛:ARIA/カノン/カリモク家具/むす美/Oui Wine
グラフィックデザイン:玉田真望(inu)
映像:大木大輔
PR:山本真澄
生地制作協力:株式会社浜田染工
協力:NEUTRAL(運営:大垣書店)開催概要
- 会期: 2024.3.16(土)-2024.3.31(日)
- 会場: NEUTRAL 堀川新文化ビルヂング 館内各所
- 営業時間: 10:00〜19:00 ※館内各所の展示は施設の営業時間に準じます。
- お申込み:info@unpiatto.com
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
-
- Gallery PARC
- 開催中
- Gallery PARC
- 開催中
Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2024年3月8日から3月31日まで小出麻代による個展「とるに足らぬものなど何ひとつない」を開催いたします。
小出麻代(こいで・まよ)は、物や場所、時間や環境、経験が人間の「こころ」にどのように作用し、そこからどのような関係が生じ得るのかに関心を寄せています。
ガラス・鏡・電球・糸・紙・落ち葉・枝・針金・光などの日常の断片とともに、シルクスクリーン、サイアノタイプなどによる写真プリント、シリコンによるオブジェクトなどを多層的に組み合わせたインスタレーションは、鑑賞者の経験や記憶などと関係することで、そこにそれぞれの風景を立ち上げます。また近年では様々な土地と人々に取材しながら収集した場や地域の「歴史や記憶の断片」をも素材のひとつとして、オブジェクトや映像と関係させたインスタレーションを積極的に発表しています。
小出の目によって選ばれ、手によって並べられたオブジェクトや言葉、写真や映像などは、いずれも大きな記憶や歴史の断片であったり、長い時間の中の一瞬でしかありませんが、そうした断片を寄せて、重ねて、関係させることで、「いま」を取り巻く不可視の要素のあり様や関わりに気づきをもたらします。小出は「見えるもの / 見えないもの」を等しく眼差し、拾遺したその断片を時々において組み合わせ、「もの / もの」や「もの / ひと」の関係をつくりだします。そして鑑賞者はそれぞれの関係を追いかけたり、そこに生じる一瞬の光景に出会うため、目の前の作品や空間を「よく見てみる」ことを促されます。本展は、近年に小出が取り組んできた作品制作の過程で用いたものや、一旦は不要として取り置かれてきた様々な要素を見つめ直し、改めて組みあわせることに主眼を置いたものです。こうして小出は自らの記憶をも含めた様々な時間や背景の断片を組み合わせ、その違いを補完し合いながらも新たなあり様を生じさせます。
外を取材し、内に取り込んできたこれまでの作品制作とは異なり、現在までの自身の記憶や経験をも大きな因子として、内と外をいわば入れ子の構造に置くことで、そこに新たな回路を開こうとする本展は、小出らしい取り組みであるとともに、新たな試みであるともいえます。会期中の3月17日[日] には 畑井恵氏(水戸芸術館現代美術センター 学芸員)を迎えてトークイベントを開催します。申込不要、先着順受付となります。是非ご参加ください。
詳細はこちらからご覧ください。
https://galleryparc.com/pages/exhibition/ex_2024/2024_0308_koidemayo.html【作家ステートメント】
展覧会に寄せて
この展覧会は、過去の作品で用いてきたものの残りや、作品から溢れ落ちたものなどで構成されています。
そこに、穴や傷、折れ、曲がりなど、これまで自身の作品から遠ざけてきた要素を受け入れ、技法として加えることで、「呼び継ぎ*」のように、「新しさ」だけでは到底辿りつくことができないような佇まいの何かを生み出したいと思っています。それは、ものだけの話ではありません。かつて、思想史家の藤田省三が「新品文化」と名付けた時代から、さらに加速したこの社会に抗うために 小さな穴をひとつ開けて、空気を、光を、風景を、流れを少しだけ変化させてみます。
いま、その中をわたしは、過去の自分に、時間に、手を振り返しながら歩いています。
*1 破損した陶磁器をパッチワークのように他の破片を使って修復する技術
【出展作家】
小出麻代
Koide Mayo
https://www.mayokoide.net/開催概要
- 会期: 2024年3月8日[金]─31日[日]
13:00─19:00 水・木休廊(20日[水・祝]は開廊)
- 会場: Gallery PARC(グランマーブル ギャラリー・パルク)
- 営業時間: 13:00〜19:00
- お申込み:info@galleryparc.com ギャラリー・パルク
- 作家在店予定日: ※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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- 館内各所
- 開催予定
- 館内各所
- 開催予定
国際写真祭KYOTOGRAPHIE KG plus 2024 Pick up exhibition。
ロンドンといえば、赤い二階建てバス「ダブルデッカー」、どこかレトロなフォルムの黒色のタクシー「ブラックキャブ」、かつての通信手段を象徴し、現代のテクノロジーが普及する中でも、ロンドンの街頭にその姿を残している「赤い電話ボックス」。その中のひとつに昔の電話ボックスが再現された電話帳が設置してあるものを見つけた。電話帳もなかなか見なくなった今、電話ボックスもほとんど使われていなかったが、現在はwifiスポット、お店やワーキングスペースなど新しい活用の場所として未だにロンドンの象徴になっていることを知る。過去と現在、そしてコミュニケーションの変化に焦点を当て、情報を共有や社会的なつながりと技術の進化が都市の生活に与える影響を考察します。(作家ステートメント)鷹巣由佳 Yaka Takasu
グラフィックデザイナー。2021年に創設されたKYOTOGRAPHIE×Ruinart「Ruinart Japan Award」初代受賞。2021年秋フランスに滞在し、ルイナールのアート・レジデンシー・プログラムに参加。2023年 キヤノン GRAPHGATE 佳作 入賞、第55回富士フイルムフォトコンテストフォトブック部門審査員特別賞など受賞。デザイン事務所 211design-meme-主宰。撮ったあとの楽しみかた「写真にまつわるエトセトラ」講師。フィンランド・スウェーデン・デンマーク・エストニア・フランス・オランダ・ドイツ・チェコ・台湾などをまわり、旅と日常の境界線や言葉にできない何かを様々な視点で表現を試み、紙を中心に布やアクリルなど様々な素材を用い、AI等の身近な先端技術と、偶然や確率考現学的観点から「予期せぬ予期」を探る作品制作をしている。 写真集として『kiitos』(2014)、『NEW ANGLE PHOTOGRAPHY』(2015年)『◯(maru/circular)』(2016)『KIASMA』(2017)『Omonpacal』(2018)『mille-pèlerille,YELLOW PAGES、RED PAGES,BLUE PAGES』(2019)『GREEN PAGES』(2020)『WHITE PAGES』(2021)などがあり、世界各国のアートブックフェアで販売・展開している。 I Never Read, Art Book Fair Basel,Printed Matter, NY ART BOOK FAIR,TOKYO ART BOOK FAIR, Taipei Art book fair 草率季,UNLIMITED EDITION– Seoul Art Book Fair,New Japanese Horizon:The WAH Center’s 23rd Anniversary Year[Brooklyn].
http://takasuyuka.211design.com/portfolio/
https://www.instagram.com/takasu.yuka<関連イベント>
①1枚の紙から作る「写真集zine」
日時:4/14(日)10:30-/13:30-/16:30
場所:NEUTRAL
定員:各回8名
参加費:3,300円(税込)
概要:A3の1枚の紙から32Pの「写真集zine」を作ることができます。
・写真集を作ってみたいけど、コストは抑えたい
・自分で好きな紙に印刷した本にしたい
など、初心者の方から印刷にこだわりたい方まで
比較的汎用性のある本作りになります。
※ご自身のデータを使用する場合は、順番を決めた32枚の縦の写真をご持参下さい。
申込:以下のURLよりお申込ください。
https://forms.gle/Cm9RcbhtY8XpCJ5B6②アートブックとしての「写真集」を作る
日時:5/6(月・祝)10:30-18:00
場所:NEUTRAL
定員:各回8名
参加費:8,800円(税込)
概要: 写真の色味やレイアウトなど本としての魅力を考えながら
今後ご自身のポートフォリオとしても使えるような
アートブックとしての「写真集」を制作します。
制作したbookは、今後主催者が参加する
アートブックフェアで販売することも可能です。申込:以下のURLよりお申込ください。
https://forms.gle/F7dPeFXWUVWQnXs79
協力 : キヤノンマーケティングジャパン株式会社
開催概要
- 会期: 2024年4月13日(土) ‐5月12日(日)
会期中無休
- 会場: 堀川新文化ビルヂング 館内各所
- 営業時間: 10:00〜19:00
- お申込み:ホームページのフォームよりお問い合わせください。
- 作家在店予定日: 4/14,5/6
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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- Gallery PARC
- 開催中
- Gallery PARC
- 開催中
Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2024年3月8日から3月31日まで小出麻代による個展「とるに足らぬものなど何ひとつない」を開催いたします。
小出麻代(こいで・まよ)は、物や場所、時間や環境、経験が人間の「こころ」にどのように作用し、そこからどのような関係が生じ得るのかに関心を寄せています。
ガラス・鏡・電球・糸・紙・落ち葉・枝・針金・光などの日常の断片とともに、シルクスクリーン、サイアノタイプなどによる写真プリント、シリコンによるオブジェクトなどを多層的に組み合わせたインスタレーションは、鑑賞者の経験や記憶などと関係することで、そこにそれぞれの風景を立ち上げます。また近年では様々な土地と人々に取材しながら収集した場や地域の「歴史や記憶の断片」をも素材のひとつとして、オブジェクトや映像と関係させたインスタレーションを積極的に発表しています。
小出の目によって選ばれ、手によって並べられたオブジェクトや言葉、写真や映像などは、いずれも大きな記憶や歴史の断片であったり、長い時間の中の一瞬でしかありませんが、そうした断片を寄せて、重ねて、関係させることで、「いま」を取り巻く不可視の要素のあり様や関わりに気づきをもたらします。小出は「見えるもの / 見えないもの」を等しく眼差し、拾遺したその断片を時々において組み合わせ、「もの / もの」や「もの / ひと」の関係をつくりだします。そして鑑賞者はそれぞれの関係を追いかけたり、そこに生じる一瞬の光景に出会うため、目の前の作品や空間を「よく見てみる」ことを促されます。本展は、近年に小出が取り組んできた作品制作の過程で用いたものや、一旦は不要として取り置かれてきた様々な要素を見つめ直し、改めて組みあわせることに主眼を置いたものです。こうして小出は自らの記憶をも含めた様々な時間や背景の断片を組み合わせ、その違いを補完し合いながらも新たなあり様を生じさせます。
外を取材し、内に取り込んできたこれまでの作品制作とは異なり、現在までの自身の記憶や経験をも大きな因子として、内と外をいわば入れ子の構造に置くことで、そこに新たな回路を開こうとする本展は、小出らしい取り組みであるとともに、新たな試みであるともいえます。会期中の3月17日[日] には 畑井恵氏(水戸芸術館現代美術センター 学芸員)を迎えてトークイベントを開催します。申込不要、先着順受付となります。是非ご参加ください。
詳細はこちらからご覧ください。
https://galleryparc.com/pages/exhibition/ex_2024/2024_0308_koidemayo.html【作家ステートメント】
展覧会に寄せて
この展覧会は、過去の作品で用いてきたものの残りや、作品から溢れ落ちたものなどで構成されています。
そこに、穴や傷、折れ、曲がりなど、これまで自身の作品から遠ざけてきた要素を受け入れ、技法として加えることで、「呼び継ぎ*」のように、「新しさ」だけでは到底辿りつくことができないような佇まいの何かを生み出したいと思っています。それは、ものだけの話ではありません。かつて、思想史家の藤田省三が「新品文化」と名付けた時代から、さらに加速したこの社会に抗うために 小さな穴をひとつ開けて、空気を、光を、風景を、流れを少しだけ変化させてみます。
いま、その中をわたしは、過去の自分に、時間に、手を振り返しながら歩いています。
*1 破損した陶磁器をパッチワークのように他の破片を使って修復する技術
【出展作家】
小出麻代
Koide Mayo
https://www.mayokoide.net/開催概要
- 会期: 2024年3月8日[金]─31日[日]
13:00─19:00 水・木休廊(20日[水・祝]は開廊)
- 会場: Gallery PARC(グランマーブル ギャラリー・パルク)
- 営業時間: 13:00〜19:00
- お申込み:info@galleryparc.com ギャラリー・パルク
- 作家在店予定日: ※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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- 開催中
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絶賛販売中!
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11月20日に開業を迎えた堀川新文化ビルヂング。
この事業は、約5年前に「堀川アート&クラフトセンター建設プロジェクト」として始まりました。このプロジェクトの担当になった私は、当時どこから手を付ければよいのか大変悩みました。
書店や本の未来との関係は?地域の生活とのかかわりは?アートやクラフトとどうかかわれば?どうにか「これ」というものが欲しく、色々な場所に行き、本を探し、読み漁りました、
そんな中一つのキーワードが生まれました。それが「本が作れる本屋」です。
企画し、作り、販売する。そんな一連の流れが一つの施設でできたら素晴らしいのではないか。
しかも本「づくり」です。アートとクラフトの世界と密接にかかわっていけるのではないか。こうした思いから、堀川新文化ビルヂングという企画が生まれました。
そして、この企画の源こそウィリアム・モリス著『理想の書物』です。
「最も重要な〈芸術〉を問われたなら〈美しい家〉と答えよう、その次に重要なのは〈美しい書物〉と答えようーー。」大量生産かつ粗悪な品物にあふれた生活を良しとせず、生活と芸術を一体と考えたアーツアンドクラフツ運動を主導したウィリアム・モリスのこの言葉に強く惹かれました。
しかし、なんと品切・重版未定となっており手に入らない! しかたないので古書で手に入れました。この本には、「理想の書物」のほかに「ケルムスコット・プレス設立趣意書」という、モリスが自ら美しい本を作ることを目指し設立した私家版印刷所に関する話などもあり、モノとしての本が好きな人には必見の内容です。
また、生活と芸術を一体と考えたモリスの行動や思想は、現代生活における豊かさとは何かを考えるにあたり大いに参考になるものでした。こんな本が品切・重版未定ではとてももったいない。絶対に今こそ皆様にお届けしたい。
そんな思いを胸に、「理想の書物」を堀川新文化ビルヂングと大垣書店オンライン限定で復刊します。発売日は11月20日、開業日と同日です。
店頭販売は先行予約も受け付けておりますので、ぜひお早めにお求めください!どうぞよろしくお願い申し上げます。
開催概要
- 会期: 2021.11.1~
- 会場: 大垣書店堀川新文化ビルヂング店/大垣書店オンライン
- 営業時間: 10:00~22:00
- お申込み:ご予約・お問い合わせはHPのお問い合わせフォームよりお願いします。
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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- Gallery PARC
- 開催予定
- Gallery PARC
- 開催予定
Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2024年4月13日から5月12日まで林勇気による個展の「灯をみる」を開催いたします。
ギャラリー・パルクでは7年ぶりとなる林勇気の個展「灯をみる」では、 林の近作・新作のいくつかを展示するとともに、 蝋燭の灯による幻灯機によってイメージを映写する「場と時間」をも作品として提示します。
本展に先立って林は、『あなたにとって「忘れられない一日」の写真をそのエピソードとともに送ってください』と広くに呼びかけ、多くの「写真とそれにまつわるエピソード」を収集しました。林は寄せられた多くの人たちの「忘れられない一日」の写真からガラス製映写用スライドを制作し、蝋燭の灯を光源とするオリジナルの幻灯機によって、会場で映写します。こうして灯が消えるまでの間、暗闇に浮かび上がる「いつかの・誰かの」イメージは、その場にいる鑑賞者に見つめられ、共有されことになります。
他者のプライベートな記憶の断片。記録と呼ぶには不確かな写真。蝋燭によって揺れる灯がつくりだす映像のようなうつろい。蝋燭が燃えつきることで浮かび上がる残像としてのイメージ。この「場と時間」で私たちが見つめ・共有する(した)ものははたして何なのでしょうか?本展では毎時00分ごとに、スタッフによってプロジェクターや照明の電源を切り、 オリジナルの幻灯機に蝋燭に火を灯してスライドの映写をおこないます。
( 各回10分程度 ・ スライドは毎回異なります)
*映写中はその他の展示作品の鑑賞は不可能となる点、あらかじめご了承ください。幻灯機制作協力:山内 鈴花
制作協力:Gallery PARC、八木 慎二郎
出演者・制作参加協力:板金 夏音、植木 明日香、内田 好美、石井 誠、芦谷 由香、大石 英史、大歳 芽里、岡野 菜直、島本 恋奈、畑井 恵、野口 彩陽
翻訳:岡本 佐知子本展はKYOTOGRAPHIE サテライト企画KG+に参加しています。
〓【出展作家】
林勇気
Hayashi Yuki
https://kanyukuyuki.tumblr.com/〓【展覧会名】
灯をみる
we stare at the light〓【会期】
2024年4月13日[土]─ 5月12日[日]
13:00 ─19:00
水・木休廊〓【会 場】
Gallery PARC(グランマーブル ギャラリー・パルク)
〒602-8284 京都府京都市上京区皀莢町287 堀川新文化ビルヂング 2階〓【アクセス】
◯地下鉄烏丸線「丸太町」・「今出川」駅より徒歩約20分
◯地下鉄東西線「二条城前」駅より徒歩約18分
◯京都市バス 9番・50番(JR京都駅から約22分)・12番(阪急烏丸駅から約15分)・67番(阪急大宮駅から約12分)系統「堀川中立売」バス停下車徒歩1分
◯駐輪場・駐車場(2台) 有 ※満車の場合は近隣のコインパーキングをご利用ください〓【入 場】
無 料開催概要
- 会期: 2024年4月13日[土]─5月12日[日]
13:00─19:00 水・木休廊
- 会場: Gallery PARC(グランマーブル ギャラリー・パルク)
- 営業時間: 13:00〜19:00
- お申込み:info@galleryparc.com ギャラリー・パルク
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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- 館内各所
- 開催予定
- 館内各所
- 開催予定
国際写真祭KYOTOGRAPHIE KG plus 2024 Pick up exhibition。
ロンドンといえば、赤い二階建てバス「ダブルデッカー」、どこかレトロなフォルムの黒色のタクシー「ブラックキャブ」、かつての通信手段を象徴し、現代のテクノロジーが普及する中でも、ロンドンの街頭にその姿を残している「赤い電話ボックス」。その中のひとつに昔の電話ボックスが再現された電話帳が設置してあるものを見つけた。電話帳もなかなか見なくなった今、電話ボックスもほとんど使われていなかったが、現在はwifiスポット、お店やワーキングスペースなど新しい活用の場所として未だにロンドンの象徴になっていることを知る。過去と現在、そしてコミュニケーションの変化に焦点を当て、情報を共有や社会的なつながりと技術の進化が都市の生活に与える影響を考察します。(作家ステートメント)鷹巣由佳 Yaka Takasu
グラフィックデザイナー。2021年に創設されたKYOTOGRAPHIE×Ruinart「Ruinart Japan Award」初代受賞。2021年秋フランスに滞在し、ルイナールのアート・レジデンシー・プログラムに参加。2023年 キヤノン GRAPHGATE 佳作 入賞、第55回富士フイルムフォトコンテストフォトブック部門審査員特別賞など受賞。デザイン事務所 211design-meme-主宰。撮ったあとの楽しみかた「写真にまつわるエトセトラ」講師。フィンランド・スウェーデン・デンマーク・エストニア・フランス・オランダ・ドイツ・チェコ・台湾などをまわり、旅と日常の境界線や言葉にできない何かを様々な視点で表現を試み、紙を中心に布やアクリルなど様々な素材を用い、AI等の身近な先端技術と、偶然や確率考現学的観点から「予期せぬ予期」を探る作品制作をしている。 写真集として『kiitos』(2014)、『NEW ANGLE PHOTOGRAPHY』(2015年)『◯(maru/circular)』(2016)『KIASMA』(2017)『Omonpacal』(2018)『mille-pèlerille,YELLOW PAGES、RED PAGES,BLUE PAGES』(2019)『GREEN PAGES』(2020)『WHITE PAGES』(2021)などがあり、世界各国のアートブックフェアで販売・展開している。 I Never Read, Art Book Fair Basel,Printed Matter, NY ART BOOK FAIR,TOKYO ART BOOK FAIR, Taipei Art book fair 草率季,UNLIMITED EDITION– Seoul Art Book Fair,New Japanese Horizon:The WAH Center’s 23rd Anniversary Year[Brooklyn].
http://takasuyuka.211design.com/portfolio/
https://www.instagram.com/takasu.yuka<関連イベント>
①1枚の紙から作る「写真集zine」
日時:4/14(日)10:30-/13:30-/16:30
場所:NEUTRAL
定員:各回8名
参加費:3,300円(税込)
概要:A3の1枚の紙から32Pの「写真集zine」を作ることができます。
・写真集を作ってみたいけど、コストは抑えたい
・自分で好きな紙に印刷した本にしたい
など、初心者の方から印刷にこだわりたい方まで
比較的汎用性のある本作りになります。
※ご自身のデータを使用する場合は、順番を決めた32枚の縦の写真をご持参下さい。
申込:以下のURLよりお申込ください。
https://forms.gle/Cm9RcbhtY8XpCJ5B6②アートブックとしての「写真集」を作る
日時:5/6(月・祝)10:30-18:00
場所:NEUTRAL
定員:各回8名
参加費:8,800円(税込)
概要: 写真の色味やレイアウトなど本としての魅力を考えながら
今後ご自身のポートフォリオとしても使えるような
アートブックとしての「写真集」を制作します。
制作したbookは、今後主催者が参加する
アートブックフェアで販売することも可能です。申込:以下のURLよりお申込ください。
https://forms.gle/F7dPeFXWUVWQnXs79
協力 : キヤノンマーケティングジャパン株式会社
開催概要
- 会期: 2024年4月13日(土) ‐5月12日(日)
会期中無休
- 会場: 堀川新文化ビルヂング 館内各所
- 営業時間: 10:00〜19:00
- お申込み:ホームページのフォームよりお問い合わせください。
- 作家在店予定日: 4/14,5/6
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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- Gallery NEUTRAL
- 開催中
- Gallery NEUTRAL
- 開催中
NEUTRALでは2024年3月16日から3月31日までテキスタイルデザイナー、鈴木マサルによる展覧会 「テキスタイルの表と裏 Looking through the overlays」を開催いたします。
京都市内5つの会場で開催される本展覧会は、メイン会場 NEUTRALでの新作テキスタイルによるインスタレーションを実施するほか、ARIA KYOTO STORE、Kanon interior fabrics、Karimoku Commons Kyoto、むす美 京都店の4つのサテライト会場において、それぞれのテーマで鈴木マサルとコラボレーションした作品や新作アイテムが展示販売されます。メイン会場のインスタレーションで展示する新作テキスタイルは、昨年6月に発表した「裏と表がない」両面シルクスクリーンプリントで表現したテキスタイル作品をベースに、京都らしいデザインソースを鈴木ならではの解釈で取り入れアップデート。リピートが無く(模様の繰り返しがない)、幅150センチ、長さ30メートルを超える一枚絵のようなテキスタイル作品を京都の染工場、浜田染工の協力の元制作されました。
表と裏という概念から解きなはれた、鈴木マサルの色と柄の世界を春の京都でぜひご体感ください。
また、会期中3月27日(水)18時より、京都文化博物館にて、「テキスタイルが出来上がるまで」と題しトークイベントを開催します。「テキスタイルの表と裏」 – Looking through the overlays –
テキスタイルには表と裏があります。もちろん両面使いを意識した織物などもありますが平坦な形状のテキスタイルには必然的に表と裏が存在します。
人と外界との間に常に存在し、私たちに常に触れ、その身近さを感じさせるテキスタイルという素材。そういう人との距離が圧倒的に近い素材には表や裏がない方が良いと思います。服などは表側だけを装飾している事実に気づきますし、空間に設置される時も概ね背中に壁や窓を背負い、場所が限定されます。もしもテキスタイルに裏表の概念がなくなれば使い方もマインドも自由になり、色々なことから開放されるのではないかと思います。
今回の展示では、昨年Karimoku Commons Tokyoにて開催した展覧会で発表した「表と裏がない」両面シルクスクリーンプリントにて表現したテキスタイルをベースにアップデートし、デジタルプリント手法を導入して制作したテキスタイルを発表します。
新たにリピート(模様の繰り返し)が無い30mを超えるデジタルプリントならではの一枚絵のようなテキスタイルを制作し、会場を埋め尽くします。京都初の展覧会ということもあり、京都らしいデザインソースを取り入れたいと考える中で、リピートの無い生地の反物と物語が次々に展開していく絵巻物との相似性に辿り着きました。絵巻物の中でも漫画やアニメーションのルーツとされる「鳥獣人物戯画」に着目し、4巻構成の中でも昔の動物図鑑と例えられている「乙巻」からインスピレーションを得て、伝統と現代が融合したデザインを創り上げました。
制作は京都の染工場「浜田染工」にて実用に向けてテスト中の顔料(ピグメント)インクジェットプリントシステムにて制作していただきました。顔料によるデジタルプリントは水をほぼ使うことなく、排水も最小限に抑えられ、最も環境に配慮したプリント手法として近年注目を集めています。「表と裏をなくす」ことによってテキスタイルの在り方をより自由にするというコンセプトはそのままに、プリントテキスタイルが持つ可能性や領域を拡張したいという想いが詰まった展示となります。
テキスタイルが持つ身体性や空間性を実際に感じるために是非、会場までご来場ください。
2024年2月 鈴木マサル
鈴木 マサル | Masaru Suzuki
テキスタイルデザイナー
2004年からファブリックブランドOTTAIPNUを主催。色鮮やかなプリントテキスタイルを中心に生地本来が持つ魅力にあふれたコレクションを展開しています。自身のブランド以外にも、マリメッコ、ユニクロ、カンペール等、国内外の多くのブランドからテキスタイルプロダクトを発表。また、テキスタイル以外にも様々なプロジェクトに参画し、ファニチャー、プロダクト、アパレル、空間など様々なシーンに向け、パターンデザインや自身のテキスタイルを軸にしたデザインを提供しています。
2014年からスタートした富山の魅力を模様で表現した「富山もよう」が第35回新聞広告賞を受賞。2016年4月にイタリア・ミラノで開催された展覧会「Imagine New Days」(主催アイシン精機株式会社)に参画し、Milano Design Award 2016 “BEST ENGAGEMENT by IED” を受賞。2016年8月に書籍「鈴木マサルのテキスタイル」(誠文堂新光社刊)を上梓。2017 年12月に三菱地所アルティアムにて展覧会「鈴木マサルのテキスタイル 目に見えるものすべて色柄」を開催。現在、東京造形大学教授、有限会社ウンピアット取締役。
http://masarusuzuki.com■展示内容(会場別)
●NEUTRAL(map 01)
新作テキスタイル/ ポップアップストア
新たな試みとして、リピートの無い生地の反物を京都の染工場「浜田染工」の協力の元制作。栂尾山 高山寺に伝わる国宝「鳥獣人物戯画」の乙巻からインスピレーションを受け、伝統と現代が融合したデザインを創り上げました。また、鈴木がデザインするオリジナルブランド「OTTAIPNU」のポップアップストアを開催。傘やファブリックのほか、ブランド設立20周年を記念して制作されたアップサイクル バックが登場します。国宝「鳥獣人物戯画」とは?
甲・乙・丙・丁と呼ばれる全4巻からなる紙本墨画の絵巻物。当時の世相を反映して動物や人物を戯画的に描いたもので、嗚呼絵(おこえ)に始まる戯画の集大成といわれる。今回の作品のインスピレーションとなった乙巻は、馬、牛、鷹、犬、鶏、山羊など日本人にとってなじみのある動物に限らず、豹、虎、象、獅子、麒麟、竜、獏といった海外の動物や架空の動物も含めたさまざまな動物の生態が描かれる動物図鑑としての性質が強い。●Karimoku Commons Kyoto(map 02)
2023年6月にKarimoku Commons Tokyoで発表した作品を京都で初披露。「裏と表が無い」新たな概念のテキスタイル作品と、石巻工房 by Karimokuに鈴木がペイントデザインを施したスツールのほか、Ra bird(鳥のオブジェ)を展示、受注販売します。
https://commons.karimoku.com/location/kyoto/●Kanon interior fabrics(map 03)
鈴木マサルのオリジナルブランドOTTAIPNUの生地を使用したカーテンの受注販売のほか、この展示のために制作されたオリジナルのラグ、マットが登場予定です。
https://www.kanon-interior.com/●ARIA KYOTO STORE(map 04)
新作刺繍テキスタイルによる張り地スツール
本展に合わせ制作した新作の刺繍テキスタイルを秋田木工の名作スツールNo.202に張ったオリジナルスツールを展示販売します。
https://aria-kyoto.jp/●むす美 京都店(map 05)京都市中京区三条通堺町東入桝屋町67
風呂敷専門メーカーである山田繊維株式会社が運営する「むす美」では、鈴木マサルのデザインによる両面にプリントを施した風呂敷「ダブルフェイス」の新作をはじめ、これまで発表したコレクションを一同に展示販売します。鈴木による手描きによるアートパネルも展示します。
https://www.kyoto-musubi.com/shopdata/kyoto.html関連会場
●栂尾山 高山寺(map 06) ※作品展示はありません。
※新作のインスピレーションを受けた絵巻物である国宝「鳥獣人物戯画」が伝わる寺院。明恵上人の住居跡と伝えられる国宝「石水院」や日本最古の茶園などがある。
1994年「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録。 ※拝観時間、拝観料など詳細はHP にてご確認ください。https://kosanji.com/各会場の情報、主催メンバーによる京都のおすすめスポットを下記のgoogle mapにてご覧いただけます。ぜひご活用ください。
https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1GaQG08yijk0IMYKQiZDLAMffqbWFBiY&usp=sharing■トークイベント
「テキスタイルが出来上がるまで」会場:京都文化博物館 別館 (中京区北白川三条高倉)
日時:3月27日(水) 18:00〜19:30
※17:30受付開始
登壇:鈴木マサル
進行:藤本美紗子
参加申し込みは下記URLより(先着順)
https://talkevent240327.peatix.com/
参加無料主催:鈴木マサル展 実行委員会
(inu/UNPIATTO Inc./ARIA/カノン/カリモク家具/むす美)
企画:UNPIATTO Inc/inu
展示コーディネイト:藤本美紗子(inu)
協賛:ARIA/カノン/カリモク家具/むす美/Oui Wine
グラフィックデザイン:玉田真望(inu)
映像:大木大輔
PR:山本真澄
生地制作協力:株式会社浜田染工
協力:NEUTRAL(運営:大垣書店)開催概要
- 会期: 2024.3.16(土)-2024.3.31(日)
- 会場: NEUTRAL 堀川新文化ビルヂング 館内各所
- 営業時間: 10:00〜19:00 ※館内各所の展示は施設の営業時間に準じます。
- お申込み:info@unpiatto.com
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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- Gallery PARC
- 開催中
- Gallery PARC
- 開催中
Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2024年3月8日から3月31日まで小出麻代による個展「とるに足らぬものなど何ひとつない」を開催いたします。
小出麻代(こいで・まよ)は、物や場所、時間や環境、経験が人間の「こころ」にどのように作用し、そこからどのような関係が生じ得るのかに関心を寄せています。
ガラス・鏡・電球・糸・紙・落ち葉・枝・針金・光などの日常の断片とともに、シルクスクリーン、サイアノタイプなどによる写真プリント、シリコンによるオブジェクトなどを多層的に組み合わせたインスタレーションは、鑑賞者の経験や記憶などと関係することで、そこにそれぞれの風景を立ち上げます。また近年では様々な土地と人々に取材しながら収集した場や地域の「歴史や記憶の断片」をも素材のひとつとして、オブジェクトや映像と関係させたインスタレーションを積極的に発表しています。
小出の目によって選ばれ、手によって並べられたオブジェクトや言葉、写真や映像などは、いずれも大きな記憶や歴史の断片であったり、長い時間の中の一瞬でしかありませんが、そうした断片を寄せて、重ねて、関係させることで、「いま」を取り巻く不可視の要素のあり様や関わりに気づきをもたらします。小出は「見えるもの / 見えないもの」を等しく眼差し、拾遺したその断片を時々において組み合わせ、「もの / もの」や「もの / ひと」の関係をつくりだします。そして鑑賞者はそれぞれの関係を追いかけたり、そこに生じる一瞬の光景に出会うため、目の前の作品や空間を「よく見てみる」ことを促されます。本展は、近年に小出が取り組んできた作品制作の過程で用いたものや、一旦は不要として取り置かれてきた様々な要素を見つめ直し、改めて組みあわせることに主眼を置いたものです。こうして小出は自らの記憶をも含めた様々な時間や背景の断片を組み合わせ、その違いを補完し合いながらも新たなあり様を生じさせます。
外を取材し、内に取り込んできたこれまでの作品制作とは異なり、現在までの自身の記憶や経験をも大きな因子として、内と外をいわば入れ子の構造に置くことで、そこに新たな回路を開こうとする本展は、小出らしい取り組みであるとともに、新たな試みであるともいえます。会期中の3月17日[日] には 畑井恵氏(水戸芸術館現代美術センター 学芸員)を迎えてトークイベントを開催します。申込不要、先着順受付となります。是非ご参加ください。
詳細はこちらからご覧ください。
https://galleryparc.com/pages/exhibition/ex_2024/2024_0308_koidemayo.html【作家ステートメント】
展覧会に寄せて
この展覧会は、過去の作品で用いてきたものの残りや、作品から溢れ落ちたものなどで構成されています。
そこに、穴や傷、折れ、曲がりなど、これまで自身の作品から遠ざけてきた要素を受け入れ、技法として加えることで、「呼び継ぎ*」のように、「新しさ」だけでは到底辿りつくことができないような佇まいの何かを生み出したいと思っています。それは、ものだけの話ではありません。かつて、思想史家の藤田省三が「新品文化」と名付けた時代から、さらに加速したこの社会に抗うために 小さな穴をひとつ開けて、空気を、光を、風景を、流れを少しだけ変化させてみます。
いま、その中をわたしは、過去の自分に、時間に、手を振り返しながら歩いています。
*1 破損した陶磁器をパッチワークのように他の破片を使って修復する技術
【出展作家】
小出麻代
Koide Mayo
https://www.mayokoide.net/開催概要
- 会期: 2024年3月8日[金]─31日[日]
13:00─19:00 水・木休廊(20日[水・祝]は開廊)
- 会場: Gallery PARC(グランマーブル ギャラリー・パルク)
- 営業時間: 13:00〜19:00
- お申込み:info@galleryparc.com ギャラリー・パルク
- 作家在店予定日: ※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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- 館内各所
- 開催予定
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国際写真祭KYOTOGRAPHIE KG plus 2024 Pick up exhibition。
ロンドンといえば、赤い二階建てバス「ダブルデッカー」、どこかレトロなフォルムの黒色のタクシー「ブラックキャブ」、かつての通信手段を象徴し、現代のテクノロジーが普及する中でも、ロンドンの街頭にその姿を残している「赤い電話ボックス」。その中のひとつに昔の電話ボックスが再現された電話帳が設置してあるものを見つけた。電話帳もなかなか見なくなった今、電話ボックスもほとんど使われていなかったが、現在はwifiスポット、お店やワーキングスペースなど新しい活用の場所として未だにロンドンの象徴になっていることを知る。過去と現在、そしてコミュニケーションの変化に焦点を当て、情報を共有や社会的なつながりと技術の進化が都市の生活に与える影響を考察します。(作家ステートメント)鷹巣由佳 Yaka Takasu
グラフィックデザイナー。2021年に創設されたKYOTOGRAPHIE×Ruinart「Ruinart Japan Award」初代受賞。2021年秋フランスに滞在し、ルイナールのアート・レジデンシー・プログラムに参加。2023年 キヤノン GRAPHGATE 佳作 入賞、第55回富士フイルムフォトコンテストフォトブック部門審査員特別賞など受賞。デザイン事務所 211design-meme-主宰。撮ったあとの楽しみかた「写真にまつわるエトセトラ」講師。フィンランド・スウェーデン・デンマーク・エストニア・フランス・オランダ・ドイツ・チェコ・台湾などをまわり、旅と日常の境界線や言葉にできない何かを様々な視点で表現を試み、紙を中心に布やアクリルなど様々な素材を用い、AI等の身近な先端技術と、偶然や確率考現学的観点から「予期せぬ予期」を探る作品制作をしている。 写真集として『kiitos』(2014)、『NEW ANGLE PHOTOGRAPHY』(2015年)『◯(maru/circular)』(2016)『KIASMA』(2017)『Omonpacal』(2018)『mille-pèlerille,YELLOW PAGES、RED PAGES,BLUE PAGES』(2019)『GREEN PAGES』(2020)『WHITE PAGES』(2021)などがあり、世界各国のアートブックフェアで販売・展開している。 I Never Read, Art Book Fair Basel,Printed Matter, NY ART BOOK FAIR,TOKYO ART BOOK FAIR, Taipei Art book fair 草率季,UNLIMITED EDITION– Seoul Art Book Fair,New Japanese Horizon:The WAH Center’s 23rd Anniversary Year[Brooklyn].
http://takasuyuka.211design.com/portfolio/
https://www.instagram.com/takasu.yuka<関連イベント>
①1枚の紙から作る「写真集zine」
日時:4/14(日)10:30-/13:30-/16:30
場所:NEUTRAL
定員:各回8名
参加費:3,300円(税込)
概要:A3の1枚の紙から32Pの「写真集zine」を作ることができます。
・写真集を作ってみたいけど、コストは抑えたい
・自分で好きな紙に印刷した本にしたい
など、初心者の方から印刷にこだわりたい方まで
比較的汎用性のある本作りになります。
※ご自身のデータを使用する場合は、順番を決めた32枚の縦の写真をご持参下さい。
申込:以下のURLよりお申込ください。
https://forms.gle/Cm9RcbhtY8XpCJ5B6②アートブックとしての「写真集」を作る
日時:5/6(月・祝)10:30-18:00
場所:NEUTRAL
定員:各回8名
参加費:8,800円(税込)
概要: 写真の色味やレイアウトなど本としての魅力を考えながら
今後ご自身のポートフォリオとしても使えるような
アートブックとしての「写真集」を制作します。
制作したbookは、今後主催者が参加する
アートブックフェアで販売することも可能です。申込:以下のURLよりお申込ください。
https://forms.gle/F7dPeFXWUVWQnXs79
協力 : キヤノンマーケティングジャパン株式会社
開催概要
- 会期: 2024年4月13日(土) ‐5月12日(日)
会期中無休
- 会場: 堀川新文化ビルヂング 館内各所
- 営業時間: 10:00〜19:00
- お申込み:ホームページのフォームよりお問い合わせください。
- 作家在店予定日: 4/14,5/6
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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